先日、人生初の富山旅に出かけてきましたので、今回は富山に関する酒蔵をご紹介します。
富山県酒造組合のウェブサイトによると、富山県内には現在19の酒蔵があります。この中で富山市内にある酒蔵は次の5つです。
- 桝田酒造店(満寿泉)
- 富美菊酒造(羽根屋)
- 吉乃友酒造(よしのとも)
- 福鶴酒造(風の盆)
- 玉旭酒造(玉旭)
土地勘の無い人は、富山市内だから富山駅から近いのではないか、と考えてしまいますが、意外と富山市は広く、富山駅から公共交通機関で行ける酒蔵は限定されています。上記の中で富山駅からの距離が近いのは桝田酒造店と富美菊酒造の2つだけです。地図で見ると次のような距離感です。
桝田酒造店(満寿泉)
この酒蔵は富山県で最も有名な銘柄のひとつ「満寿泉(ますいずみ)」を醸造しています。SAKE DIPLOMA保有者であればご存知だと思いますが、江戸時代に北前船が寄港した岩瀬にあります。
県内では大きな蔵のひとつで施設も充実しています。一般の酒蔵見学は受け付けていませんが、蔵の近所に「沙石」という直営施設があります。ここでは満寿泉のフルラインが試飲できます。時間制限内であれば飲み放題というシステムなので、日本酒好きにとっては魅力的な場所でしょう。
この酒蔵へのアクセスですが、富山駅から市電(いわゆるチンチン電車)が出ていますので、富山港線の「競輪場前」で降りて現地に向かいましょう。住宅街の中にあり、道も狭いので、迷わないようにGoogleマップアプリを使うことをオススメします。
富美菊酒造(羽根屋)
富山を代表する銘柄のひとつ「羽根屋(はねや)」を醸造している酒蔵です。歴史のある蔵ではあるのですが、現代にマッチした酒造りを行っていて、料理にも合わせやすく、多くの飲食店で扱われています。日本酒好きの皆さんであれば飲食店で何度も見たことがあるのではないでしょうか。
富美菊酒造も残念ながら一般の蔵見学は実施していませんので、現地に訪れても外観を眺めるだけになってしまいます。また、桝田酒造店のように近隣に試飲できる施設があるわけでもありません。
それでも訪れたいという方は、富山駅からタクシーで移動しましょう。タクシーであれば約7分で到着しますので、料金もそれほど高くないでしょう。ここで注意したいのは帰りのタクシーです。酒蔵周辺には観光施設があるわけではないので、タクシーがつかまりにくいと思います。だから、行きのタクシーに現地で待機してもらう方がよいでしょう。外観しか見ないのであれば待機時間も短いと思います。
富山駅から近いおすすめの酒屋
富山に訪れたのなら、富山でしか手に入らないような日本酒を購入したいですよね。そこでオススメするのが、富山駅から近い酒屋「リカーポケットみずはた」です。ここでは全国流通していない限定酒が購入できます。生酒だけでなく火入れ酒も揃っているので、持ち帰ることもできます。
場所は富山駅の北口から徒歩5分程度。世界一になった有名なスターバックスへの道中にあるのですぐに見つかります。大きな店舗ではないので最初は入りにくいかもしれませんが、入ってしまえばスタッフが適度な距離感で接してくれます。
私が訪れた時はちょうど羽根屋の酒粕が入荷していたので、お土産用に何個か買って帰りました。
富山駅に近いホテル
富山市内で観光を楽しむのであれば富山駅周辺のホテルに宿泊するのがベターです。交通機関はもちろんですが、飲食店も駅周辺に集約されているので、食べる場所に困ることはないでしょう。私が訪れた日は日曜日で、富山の飲食店は日曜休業が多く、結局駅周辺の飲食店で食べることになりました。
- ホテルヴィスキオ富山 by GRANVIA(徒歩1分)
- 富山地鉄ホテル(徒歩1分)
- オークスカナルパークホテル富山(徒歩1分)スタバ寄り
最後に富山で日本酒を飲みたい方へ。富山で最も入手しにくい「勝駒」ような日本酒は、今や酒屋で入手することは困難で、飲むとしたら飲食店に行くしかありません。では、どの飲食店に行けば飲めるのか。
多くの飲食店は食べログ等で勝駒の写真を出し、まるでいつでも飲めるようなPRをしていますが、実際に置いてある店は稀です。信頼できる飲食店に行くのであれば、その飲食店に日本酒を卸している酒屋に聞くのが一番です。ですので、先に紹介した酒屋に寄った際、どこに勝駒を卸しているのか聞きましょう。ネットよりも信頼できる情報が手に入りますよ。