ポッカサッポロフード&ビバレッジは、レモン果汁の日常的な摂取による血圧の上昇を抑える効果が認められたと発表しました。これは、広島県大崎上島町民541人を対象に2018年から2023年の長期間にわたって行われた研究成果の結果です。これにより、日常の食生活にレモン青果1個分(果汁で約30ml)を摂取するだけで、血圧の上昇を抑え、動脈硬化や脳血管障害などの病気の予防に繋がる可能性が期待できるということが分かりました。
研究内容と成果
ポッカサッポロは研究のために参加者を2つのグループに分けました。一つは普段の食生活に加えて、毎日レモン1個分(果汁で約30ml)を摂る「レモン介入群」、もう一つは普段通りの食生活を続ける「レモン非介入群」です。両方のグループに対して、年に一度健康検査を行いました。
3年以上レモンを摂取した人(平均4.2年)の検査結果を、県立広島大学の飯田忠行教授が解析し発表しました。解析によると、レモン非介入群と比べて、レモン介入群は収縮期血圧(心臓が収縮したときの血圧)と拡張期血圧(心臓が拡張したときの血圧)の上昇を抑える効果がありました。血圧の上昇を抑えることで、動脈硬化や脳血管障害などの病気を予防する可能性が期待できるということです。
ここで重要なことは、3年以上という長期間のレモン摂取が必要だということ。医薬品のように短期間で成果が出せるわけではないのです。そして、長期間の摂取を続けるためには、日常的な食事でレモンを使うという習慣化が必要になります。これは結構ハードルが高いと思います。
レモン果汁を使う
今回の研究発表を行ったのが、レモン果汁を扱う会社というのが肝です。要は日常的にレモン果実そのものを摂取することはなかなか難しいけど、果汁を使えばお手軽にレモンの成分を摂取することができる、ということです。
最後に、楽天市場で売られているレモン果汁を調べてみました。本当はポッカのレモン果汁を買いたいところなのですが、どうせ買うのなら、他のレモン果汁も知っておきたいじゃないですか。もっと、美味しい果汁があるかもしれないし。
下の商品は楽天市場で「レモン果汁」を検索し、「レビュー件数」が多いもの上位4つです。要は、たくさんの人が購入して、評価されている商品ということです。