全国39の特約店でしか購入できない日本酒・王祿

酒蔵関連情報
  • 2022.12.26 特約店を変更しました(33→39店)
  • The English version is below.

王祿(おうろく)という日本酒の銘柄はご存知ですか?僕はこのお酒が大好きで、飲食店の日本酒メニューに載っていると必ず注文します。このお酒、実は滅多に出会えません。元々生産量が少なく、購入できるお店も日本全国に数十店しかない特約店に限定されているからです。今回はこの王祿という日本酒に興味を持ってもらえるようにご紹介します。

 こだわり抜いた日本酒・王祿

王祿は島根県松江市にある王祿酒造(有)にて造られています。この酒蔵の日本酒造りには次のような特徴があります。この特徴があるからこそ、日本酒好きの間で高い人気を誇っているのだと思われます。

 【特徴1】全品無濾過

最近の日本酒は「無濾過」と書かれた銘柄が増えてきました。従来無濾過酒を造らなかった酒蔵も市場の需要に合わせて無濾過を増やしていると考えられます。一方、ここ王祿は製造する全ての日本酒が無濾過です。無濾過のプロと言ってもいいでしょう。濾過すると日本酒の透明度があがり綺麗な味わいになるのですが日本酒本来の旨みが減少します。この旨みを残し自然のままのお酒を楽しむためには無濾過が最適です。

 【特徴2】火入れ殺菌をしない

日本酒製造の後半では火入れという工程を経ます。火入れを行なうことで殺菌するのですが、日本酒の成長にとって必要な酵素も無くなります。王祿ではこの火入れ殺菌を最小限にして生きた日本酒を生み出しています。

 【特徴3】瓶貯蔵

酒蔵見学に行ったことがある人なら知っていると思いますが、通常日本酒はタンクで貯蔵されます。しかし、王祿は無濾過で火入れもしない繊細なお酒を造るため、タンクではなく瓶詰めし、冷蔵コンテナにてマイナス温度で保管しています。これでお酒の劣化を防いでいます。

 【特徴4】ブレンド無し

最近の日本酒では少なくなってきましたが、日本酒の味わいを調整するために異なるお酒をブレンドする場合があります。これで味わいの統一化が図れるのですが、一方でそのお酒の個性が無くなります。王祿はブレンドを一切行わず、日本酒の個性を大切にしています。

 【特徴5】限定生産

王祿のお酒は特約店以外では入手できません。王祿の理念に共感し、王祿が造る日本酒の取扱を知っているお店だけが特約店になれます。王祿が飲める飲食店もこの特約店から仕入れるしかありません。だから、一般消費者が手に入れることはとても難しいお酒です。

 【特徴6】徹底した冷蔵管理

王祿が特約店に限定して販売する理由は、徹底した品質管理を行いたいから。特約店は必ず-5度の冷蔵庫で保管しています。だから王祿を購入した場合はすぐに自宅の冷蔵庫で保管しましょう。

以上、王祿の日本酒が人気であり続ける特徴をご紹介しました。それでは次にその王祿が購入できるお店をご紹介します。

 王祿を購入できる全国39の特約店(2022.12.26時点)

王祿を購入できる特約店は現時点で国内に39店舗あります。近所に特約店がない場合ですが、ネット販売している特約店を利用しましょう。ただし王祿は温度管理が非常に重要ですのでネット販売の際は扱いに注意しましょう。この33店舗は王祿の厳しい管理基準を満たしているお店です。言いかえれば、他の日本酒に関しても徹底した品質管理を行っていると思われます。こういうお店には良い日本酒や限定の日本酒が集まりやすい傾向があります。ぜひ常連になってみてください。

地酒屋・醸(北海道) 北海道札幌市西区山の手二条1-4-20-88
011-676-5044
地酒屋・醸 函館店(北海道) 北海道函館市本通4丁目34-1
0138-76-2493
根本酒店(福島県) 福島県伊達市保原町所沢字掘ノ内36-1
024-573-5484
目加田酒店(栃木県) 栃木県宇都宮市一番町2-3
028-636-4433
たがみ酒店(茨城県) 茨城県つくば市竹園2-7-14
0298-51-2688
銀座君嶋屋(東京都) 東京都中央区銀座1丁目2-1 紺屋ビル1F
03-5159-6880
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恵比寿君嶋屋(東京都) 東京都渋谷区恵比寿1-6-1 アトレ恵比須 西館 4F
03-5475-8716
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鈴木三河屋(東京都) 東京都港区赤坂2-18-5
03-3583-2349
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酒商山田 西武池袋店(東京都) 東京都豊島区南池袋1-28-1
03-3981-0111
オンラインショップ
おいしい地酒とワインの店ワダヤ(東京都) 東京都品川区南品川5-14-14
03-3474-3468
オンラインショップ
ますもと酒店(東京都) 東京都目黒区五本木1-41-5
03-3712-1250
学大ますもとSaké&Apéro(東京都) 東京都目黒区鷹番2-19-23 サンビームプラザ1F
03-3710-2020
地酒の小山商店(東京都) 東京都多摩市関戸5-15-17
042-375-7026
長塚商店(東京都) 東京都昭島市昭和町5-5-1
042-541-0128
株式会社いずみや(千葉県) 千葉県鎌ケ谷市東初富4-5-31
047-443-4503
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掛田商店(神奈川県) 神奈川県横須賀市鷹取2-5-6
TEL046-865-2634
坂戸屋商店(神奈川県) 神奈川県川崎市高津区下作延2-9-9
044-866-2005
オンラインショップ
横浜君嶋屋(神奈川県) 神奈川県横浜市南区南吉田町3-30
045-251-6880
オンラインショップ
酒舗よこぜき(静岡県) 静岡県富士宮市朝日町1-19
544-27-5102
柴田商事(愛知県) 愛知県名古屋市中村区名駅3-9-18
052-565-1867
大崎商店(京都府) 京都市伏見区三栖半町479
075-601-0137
木になる酒店 TANE(京都府) 京都市下京区高材木町228番地 京阪ビル3階
075-600-2033
大月酒店(大阪府) 大阪府吹田市岸部北5-10-35
06-6387-9178
山中酒の店(大阪府) 大阪府大阪市浪速区敷津西1-10-20
06-6631-3959
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山中酒の店エキマルシェ大阪店(大阪府) JR大阪駅1F
06-6348-3955
オンラインショップ
すみの酒店(兵庫県) 兵庫県神戸市長田区花山町2-1-27
078-611-1470
ワインショップ武田本店(岡山県) 岡山県岡山市南区新保1130-1
086-801-7650
オンラインショップ
ワインと地酒武田 岡山幸町店(岡山県) 岡山県岡山市北区幸町3-2-1F
086-230-0211
オンラインショップ
ワインショップ武田 倉敷店(岡山県) 岡山県倉敷市田ノ上1097-2
086-423-6566
オンラインショップ
槇戸天狗堂(島根県) 島根県松江市東奥谷町373
0852-21-4782
酒商山田本店(広島県) 広島県広島市南区宇品海岸2-10-7
082-251-1013
オンラインショップ
酒商山田・八丁堀店(広島県) 広島県広島市中区堀川町5-1
082-258-2100
オンラインショップ
酒商山田・エディオン蔦屋家電店(広島県) 広島県広島市南区松原町3番-1-1
EKICITY HIROSHIMA エディオン蔦屋家電1F
082-207-3838
オンラインショップ
酒商山田・幟町支店(広島県 広島県広島市中区幟町12-17
082-227-3130
オンラインショップ
とどろき酒店(福岡県) 福岡県福岡市博多区三筑2-2-31
092-571-6304
オンラインショップ
とどろき酒店薬院stand!(福岡県) 福岡県福岡市中央区薬院3-7-30
092-753-8311
オンラインショップ
久山酒店(福岡県) 福岡県糟屋郡久山町山田1919-5
092-976-2763
有限会社ひがし屋酒店(熊本県) 熊本県合志市須屋2634−8
096-277-1393
河野俊郎酒店(宮崎県) 宮崎県宮崎市清武町加納甲2677-1
0985-85-0021

Sake “Oroku” can only be purchased at 39 special dealers nationwide.

Have you ever heard of a brand of sake called “Oroku”? I love this sake and always order it when I see it on the sake menu at restaurants. I love this sake and always order it when I see it on the sake menu at restaurants. Actually, this sake is very rare to find. In fact, it is very rare to find this sake, as it is originally produced in small quantities and can only be purchased at a few dozen special dealers throughout Japan. In this article, I would like to introduce you to this sake so that you can get interested in it.

The sake “Oroku” is made with the utmost care.

Oroku is made at the Oroku Sake Brewery in Matsue City, Shimane Prefecture. The sake brewing process at this brewery is characterized by the following features. The brewery’s sake brewing process has the following characteristics, which are probably the reason for its high popularity among sake lovers.

[Feature 1] All products are unfiltered

Recently, more and more sake brands are being labeled as “unfiltered”. It is believed that sake breweries that did not traditionally produce unfiltered sake are now increasing the number of unfiltered brands to meet the market demand.On the other hand, here at Oroku, all of our sake is unfiltered. You could say they are professionals in the unfiltered process. Filtration increases the clarity of the sake and gives it a beautiful taste, but it also reduces the natural flavor of the sake. Unfiltered sake is the best way to preserve this flavor and enjoy the sake in its natural state.

[Feature 2] No pasteurization

In the second half of the sake production process, the sake goes through a process called “Hi-ire”. This process sterilizes the sake, but it also removes enzymes that are necessary for the sake to grow.At Oroku, this process of sterilization is kept to a minimum to produce sake that is still alive.

[Feature 3] Bottle Storage

If you’ve ever been to a sake brewery, you know that sake is usually stored in tanks. However, at Oroku, the sake is bottled and stored in refrigerated containers at a minus temperature, rather than in tanks, in order to produce a delicate sake that is unfiltered and unpasteurized. This prevents the sake from deteriorating.

[Feature 4] No blending

Although it is becoming less common these days, there are times when different kinds of sake are blended together to adjust the flavor of the sake. This helps to unify the flavor, but it also makes the sake lose its individuality. For this reason, Oroku does not use any blending at all, and values the individuality of sake.

[ Feature 5 ] Limited production

Oroku’s sake is only available to dealers who share Oroku’s philosophy and know how to deal with the sake we make, and restaurants that serve Oroku can only buy from these dealers. This is why it is very difficult for the average consumer to obtain this sake.

[ Feature 6 ] Thorough refrigeration management

The reason why Oroku sells only to special dealers is because they want to ensure thorough quality control. The special dealers always store it in a refrigerator at -5 degrees Celsius. So if you buy Oroku, store it in your refrigerator at home right away.

These are just a few of the characteristics that continue to make Oroku sake so popular. Oroku is not heat-sterilized, making it difficult to transport outside Japan. So, please buy Oroku when you visit Japan. I will tell you where you can buy it.

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Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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