2024.7.23 続々と一次試験合格の報告が入っています
このページでは2024年度SAKE DIPLOMA認定試験を受験する予定の皆さんに対して、試験合格のポイントやオリジナル対策教材の紹介をしています。定期的に更新しますので、時々見に来ていただけると嬉しいです。
NANAME KIKAKUでは主に地方に住んでいたり、仕事の都合でスクールに通うことができない方を対象に、手の届きやすい価格で独学できる教材を開発し提供しています。教材を開発し始めてから2024年で6年目になりますが、おかげさまで全国津々浦々、多くの方にご利用いただきました。その結果、2019年度は94名、2020年度は163名、2021年度は146名、2022年度は92名と4年間で計500名弱の合格者を輩出しました(2023年度から受験番号での発表になったため、2023年度の合格者は正確に把握できていません)。
NANAME KIKAKUの教材はこの500名の合格者への独自調査を元に開発しています。
目次
2023年度試験の振り返り
2023年度一次試験合格者55名に対して独自アンケートを実施しました。その結果を項目を分けてご紹介します。
2023年度試験の難易度はどうでしたか?
2022年の受験者と比較すると「難しかった」と答えた人が大幅に増え、「簡単だった」と答えた人は減りました。これは2023年度からテキストが改訂され出題範囲が増えたことと、出題の形式が従来よりも幅広くなったことが原因だと考えられます。2024年度はテキストが改訂される確率は低いため、2023年度と同等の難易度になるでしょう。
どの分野の出題が多かったですか?
2022年は「主要生産地のプロフィール」と「焼酎」の比率が高かったのですが、2023年はそれらに加え、「日本酒の醸造方法と種類」「日本酒の基礎」からの出題も目立ち、従来よりも偏りが少なくなっているようです。2024年の受験に関しては分野を絞り込みすぎず、満遍なく勉強することが大切になるでしょう。
試験を受けてどのような印象を受けましたか?(自由回答)
- 選択する文章や、問題文の説明文章が予想より丁寧で情報が多かった
- テキストの過去問だけでは太刀打ちできないと思った。問題とその周りも覚えていて良かったと思った
- 各県の特徴を問う問題が多かった。各県の特徴の中で○県はどれか、または○県の特徴のうち正しいのはどれか、という形式が複数あった
- 主要生産地の数字にまつわることを細かく聞いてくる問題は少なかった(上位ランキングだけ覚えていれば回答できた)
- 料理のペアリングは和食以外の出題が目立った
- 造りに関する問題がメインだった気がします
- 基礎問題60%、やや難問25%、難問15%ほどの体感
- 生産地の気候に対する問題が多かった
- 文章問題の4択はかなり細かったです。1文字・1ワードだけ違うといった選択肢もあり、悩みました
- GIを問う問題が複数あった。ペアリングは焼酎のほうが多かった
- 酒造好適米に関しての問題が多く、配合だけで5問以上は出た
2024年度向け傾向と対策
従来は重箱の隅をつつくような設問が目立っていたのですが、2022年度に続き2023年度においてもこのような設問が減り、基本的な問題を重視する傾向が強くなりました。年号や温度など単発的な知識を問うのではなく、公式テキストに載っている内容を体系的に理解しているのかどうかが問われる設問が増えています。したがって、2024年度も今まで以上に公式テキストに忠実な試験勉強が求められると考えます。
出題分野においては従来よりも満遍なく勉強する必要があります。従来のように分野を絞り込まず、どのような設問が出題されても回答できるようにしておきましょう。また、2023年度のテキスト改訂により「GI」に関する設問が増えたため、こちらも忘れずに押さえておきましょう。
2024年度においても公式テキストに載っている内容を単語やキーワードではなく、文章で覚えておくことが合格の決め手です。それだけ受験者を迷わせるような設問が増えています。特に選択肢が長文になっている設問が増え、その選択肢の違いが紛らわしいため、単に記憶するだけでなく、自分なりに内容を理解し落とし込むことが大切です。もし時間があれば、自分でポイント集を作成してみてはいかがでしょうか。
以下は2023年度試験に関する情報です。随時変更します。
2024年度試験のご案内
2月3日に今年の要項が公開されましたので重要な部分のみお伝えします。詳細は各自ソムリエ協会のホームページにてご確認ください。二次試験は平日ですので、早めに有給休暇の申請をしておきましょう。
出願期間 | 2024年3月1日(金)10:00〜7月12日(金)17:59 |
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一次試験会場予約 | 2024年6月中旬〜7月下旬 |
一次試験 | 2024年7月20日(土)〜8月31日(土) |
二次試験 | 2024年10月7日(月) |
以下は試験内容です。2024年度はテキストの改訂はありません。
一次試験 | CBT試験:SAKE DIPLOMA教本(Third Edition初版)より出題 |
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二次試験 | テイスティング試験、論述試験 |
2023年度テキスト改訂のポイント
2023年は公式テキストが改訂され、Second EditionからThird Editionに変わりました。NANAME KIKAKUでは2つのテキストの比較して変更内容を確認しました。2024年度もテキストの変更点が出題される可能性が高いため、念のため昨年度の改訂ポイントをご紹介します。
- 採用する統計が変わったことで、生産量など多くの数値が変わった(順位も変更)
- 各地で新しい酒米が開発されたこともあり、産地品種銘柄が増えている
- 主要生産地の主な変更点はGIに関連する文章のみ
全体のページ数は変わっていないため、勉強するボリュームは従来と変わりません。しかし、統計値が大幅に変わったため、過去問の統計関連の問題はほぼ役に立ちません。一方、「日本酒とは」「日本酒の醸造方法と種類」「テイスティング」「サービス」「料理との相性」「焼酎」に関してはほとんど変更が無いため、過去問も役立つでしょう。
オリジナル教材のご案内
2024年度の販売スケジュール(暫定)です。公式テキストの改訂が発生した場合はスケジュールに変更が生じます。予めご了承ください。
2023年度から複製防止のため、問題集(デジタル版)とポイント集(デジタル版)に透かし文字を入れることにしました。昨年度からメルカリ等で本商品の複製物が不正に売買されているためです。予めご了承ください。
対策問題集600(デジタル版) | 販売中 |
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対策問題集600(製本版) | 販売中 |
重点ポイント集(デジタル版) | 販売中 |
重点ポイント集(製本版) | 販売中 |
オンラインクイズ | 販売中 |
SAKE QUIZ 250(Kindle) | 販売中 |
SAKE DIPLOMA合格者として、2024年に受験する皆さんを応援したいと思っています。もし何かお困りのことや、相談したいことがあれば遠慮なくお問い合わせくださいませ。昨年度の教材開発と受験者から得られたデータを元に有益な情報提供ができれば幸いです。
↓教本の参考文献のひとつです。二次試験受験者の多くが読んだ本です。おすすめです。
↓Kindleで読める書籍です。毎年この書籍はベストセラーに選ばれています。
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