2021年度SAKE DIPLOMA受験者向けの勉強方法(随時更新)

2020年10月6日更新

このページでは2021年度SAKE DIPLOMA認定試験を受験する予定の皆さんに対して、2020年度一次試験の振り返りを元に、試験対策のポイントをお伝えします。随時更新してまいりますので、定期的に覗いていただけると嬉しいです。また、2020年度版の教材の割引販売や2021年度向け教材の販売スケジュール等も全てこちらのページにて告知します。

NANAME KIKAKUでは地方に住んでいたり仕事の都合でスクールに通うことができない方や、試験対策教材に高いお金を支払うことができない(払いたくない)方を対象に、安価で独学できる教材を作り提供しています。2019年度は主に飲食店勤務の方や一般の方が中心でしたが、2020年度は酒造メーカーや商社・卸売企業に勤める、いわゆる酒類ビジネスに関わる方の購入が約20%ほど増加しました。お酒のプロにも一定の評価をいただいているようで本当に嬉しいです。

さて、具体的な試験対策をお伝えする前に、2020年度一次試験に合格した144名(当教材購入者)に対して行った独自アンケートの結果から、2020年度がどのような試験内容だったのかお伝えします。

Q.2020年度試験の難易度はどうでしたか?

難易度に関しては約半数の受験者が「想定通り」と回答しました。これはインターネット上の試験情報が充実してきたことと、問題集等により試験対策をおこなう受験者が増えているからだと考えられます。また過去と同様の問題が複数出題された受験者が多く、それにより「簡単」だと感じる割合も昨年より増えました。

Q.どの分野の問題が多かったですか?

従来のメイン分野であった「日本酒の基礎」「日本酒の醸造方法と種類」を抑え、「主要生産地のプロフィール」からの出題が目立ったという受験者が増えました。これは教本の生産地情報が2倍になったことが要因だと考えられます。その他、「焼酎」に関する出題が目立ったと回答した受験者も昨年度よりも増加しています。ただし、全体的には「まんべんなく出題された」と回答した受験者が多かったです。

Q.実際に試験を受けてどんな印象を受けましたか?(自由回答)

CBT試験の特性上、受験者によって出題される問題が異なるため、特徴的な出題傾向は見受けられませんでした。ただし、「今までにない出題形式に戸惑った」という回答が目立ちました。従来は選択肢が単語であるケースがほとんどでしたが、今年度からは選択肢が文章になっている問題が増え、内容を正しく理解しないと回答できないという声が多かったです。

(受験者の声)
・用語が選択肢になるのではなく、用語の意味が選択肢になっていることが多かった。
・4択のそれぞれの文章が長く、引っかけ問題か否か迷いが生じ時間を要しました。
・教本通りの解答ではなく、文章の意味を理解する必要がある。
・次の内正しいものを選びなさいといった内容理解をしてないといけない問題が結構ありました。
・簡単な語句の選択ではなく、語句の説明として正しいものを選択する問題が多かったため、細かい内容をきっちりと理解する必要性を感じた
・選択肢が、文章のものが多数あり、しっかり読まなければならなかった
・2手先の問題が出てくると思いました。
・暗記よりも、意味合いや背景といった知識の深さを問う内容もかなりあったと思います。
・単語選択より、単語の意味、中身を選択する問題がおおく、手こずりました。
・4つの説明分の中から正しい説明を選ぶ問題が多いので、ひとつのワードに対してある程度の知識が必要。

2020年度一次試験の振り返り

一番大きな変化は公式教本が改定(Second Edition)されたことにより、主要生産地に関する情報と焼酎に関する情報が大幅に増えたことでしょう。ページ数に換算すると約50ページの増加となり、従来よりも暗記する範囲が広がったことで受験者の負担が増加したと考えられます。一方で、SNSやブログなどインターネット上には従来以上に試験に関する情報が溢れ、試験対策教材も増加したことから勉強する環境は整っていたと考えられます。つまり、対策が立てやすくしっかり勉強をすれば通過する確率は高くなったのではないでしょうか。

2020年度もCBT試験で行われたため、受験者によって出題された問題の難易度に偏りがあったと思われます。7割が過去問だったという受験者もいれば、見たことがない問題ばかりだったという受験者も存在しました。この傾向は2021年度も変わらないため、合格率を上げるのであれば複数回受験での申込みが必要だと考えます。

2021年度は公式教本の改定は行われないでしょう。つまり、現在のSecond Editonがそのまま出題範囲になると推測できます。そして、出題傾向も2020年度と大きく変わらないと思われます。受験者のアンケート回答を見る限り、出題者のネタが尽きているように感じるためです。そのためなのか2020年度は同じ題材を扱った問題であっても出題形式を変えたものが増えました。特に選択肢が単語ではなく文章になった、という変化が大きかったようです。これには問題集を解くだけでは対応できず、今まで以上に教本の読み込みが大切になります。

2021年度は問題集を使う暗記型の学習に加え、教本に書かれている内容を頭で読み解く理解型の学習も必要になるのではないでしょうか。

【2021年受験者向け】2020年度版対策教材を割引販売しています

受験者の多くは4月から試験勉強を開始しますが、その前にどのような問題が出題され、どのような難易度なのか知りたいという受験予定者もいます。そのような早めに勉強を始めたいという2021年度受験予定者に向けて、2020年度向け教材を割引販売します。単品は定価の30%オフ、セット商品は定価の40%オフにて提供します。来年度は教本の改定は行われないと想定していますので、早めの勉強が無駄になることはないでしょう。

2020年度向け教材一覧

対策問題集550 重点ポイント集 2点セット商品
2,100円(税抜) 1,400円(税抜) 3,000円(税抜)
2019年度一次試験合格者に対する独自アンケートの結果を元に作成した550問が掲載された問題集です。問題集の他に解答用紙、解答例が付いています(解説は付いていませんが、教本の関連ページを記載しています)。 過去の出題傾向から教本(Second Edition)の中の重要ポイントをピックアップしてまとめた資料です。教本の情報整理に役立ちます。 対策問題集<PDF版>、重点ポイント集の2点セットを定価の40%オフ価格で提供します。
PDFファイルにて納品します
2020年度の購入者数:129名
PDFファイルでの納品となります。
2020年度の購入者数:128名
・対策問題集550<PDF版>
・重点ポイント集
詳細を見る 詳細を見る
対策問題集550 2,100円(税抜) 2019年度一次試験合格者に対する独自アンケートの結果を元に作成した550問が掲載された問題集です。問題集の他に解答用紙、解答例が付いています(解説は付いていませんが、教本の関連ページを記載しています)。 PDFファイルにて納品します
2020年度の購入者数:129名
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重点ポイント集 1,400円(税抜) 過去の出題傾向から教本(Second Edition)の中の重要ポイントをピックアップしてまとめた資料です。教本の情報整理に役立ちます。 PDFファイルでの納品となります。
2020年度の購入者数:128名
詳細を見る
2点セット商品 3,000円(税抜) 対策問題集<PDF版>、重点ポイント集の2点セットを定価の40%オフ価格で提供します。 ・対策問題集550<PDF版>
・重点ポイント集

申込みはこちらの商品購入ページからお願いします。

商品購入ページ

以下は2020年度向けの情報です。

2020年度SAKE DIPLOMA試験の特徴(2020.3.30追記)

既に多くの受験者の方が試験の申し込みを済ませ、教本を手に入れたと思います。私も新しい教本を入手し、2019年度までの教本と比較しました。その比較の中から特に受験者の皆さまに留意していただきたいことが3つあります。

① 第3章/主要生産地が10箇所から20箇所に増えた

新しく追加された都道府県は青森県、栃木県、富山県、静岡県、愛知県、奈良県、岡山県、山口県、高知県、福岡県です。既存の都道府県も含め統計データを比較できるように表にしてまとめましょう。その場合、各データの全国順位と山田錦の生産量もチェックしておきましょう。意外な県が上位に入っている場合があります。また、新しく追加された都道府県の中にはオリジナル酒米の交配に関する文章が入っている場合があります。こちらも必ず覚えましょう。

② 第7章/焼酎の内容が5割以上新しくなっている

2019年度までの焼酎の説明は基礎的なものがほとんどでしたが、今年度の教本に関しては専門的な説明が増えています。特に214ページから224ページに関してはほぼ全ての情報が新規ですので必ずチェックしておきましょう。試験を主催する日本ソムリエ協会は今年度から単式蒸留焼酎に関するセミナーを全国開催しています(逆に日本酒セミナーは大幅に減りました)。そのため、焼酎に関する問題が増えるのはほぼ確実だと思われます。焼酎を後回しにしたり、勉強で手を抜いたりすると合格率がグッと下がるはずです。

③ 第8章/焼酎・泡盛と料理の相性が新しく追加されたこと

以前から噂されていましたが、本当に焼酎と料理の相性が出題対象になるとは思いませんでした。ただ、ボリュームはそれほど多くないため、全て暗記することも不可能ではないでしょう。暗記が苦手な方に関しては、薩摩焼酎、球磨焼酎、壱岐焼酎、大分麦焼酎を中心に覚えましょう。泡盛と黒糖焼酎に関しては料理の特徴がはっきりしているので覚えなくても傾向だけで対処できると思います。ただし、泡盛に関しては香りの化合物に関する説明が多いので少し気にしておくほうがよいかもしれません。

2020年度の一次試験合格に向けた勉強方法

オリジナル教材購入者の中で一次試験に合格した人はどのような教材を使用して勉強したのでしょうか。購入履歴及びアンケートを元に理想とする学習スキームを考えてみました。

まず絶対に軽く見てはいけないのが公式教本です。試験は教本に掲載されている情報から出題されます。つまり、教本を丸暗記すれば確実に合格できます。よく教本が分かりにくいという理由で市販の日本酒関連書籍を購入して勉強する人がいますが、それは正直無駄な時間です。その時間があるのなら教本に載っている情報をひとつでも覚えましょう。

問題は教本から出題されるのですが、その中でも出題されやすい分野は存在します。どのような出題傾向があるのかは後述しますが、教本を読みながら分野別に情報をまとめていく作業が必要です。例えば年号問題に対応するために教本に掲載されている年号だけを取り出して年表を作る作業は非常に有効です。また山田錦の栽培地域・地区名を覚えるために自ら地図を作るのも有効でしょう。これらの情報をまとめたものが「重点ポイント集」です。このポイント集をベースにして、自分専用のポイント集を創り上げていくことをオススメします。

公式教本を一通り読み終わった後は実際の試験問題を通じて問題に慣れていくことが大切です。僕が開発したオンラインクイズはスマホに最適化したもので、通勤中などスキマ時間を利用して過去問と想定問題を解くことができます。実は販売した教材の中で最も売れた商品でもあります。オンラインクイズを解きながら自分の弱点を発見し、その弱点を再度教本を使用して勉強し直す。これを試験日まで繰り返すことで弱点がなくなり合格に近づきます。

暗記が得意な人は教本を数回読むだけで合格してしまいますが、そうではない人の方が多いと思います。そのような人は教本に加えて、学習効果を高めるこれらの教材を使用してみてはいかがでしょうか。

一次試験対策として自分でまとめるべき情報(2020.3.30追記)

昨年も同様の文章を書きましたが、2019年度の試験を受けた受験者からは以下の情報から数多く問題が出題されたという報告を受けています。

  • 年号(あらゆる分野から出題)
  • 山田錦関連の情報(兵庫県の生産地も含む)
  • 酒造好適米の特性
  • 協会酵母の特性
  • 主要生産地の統計データ、地理的情報
  • 料理と日本酒のペアリング

2019年度も2018年度と大きな変化はありませんが、最も大きな違いは「料理と日本酒のペアリング」に関する出題が増えていることです。これは日本酒を取り巻く世間の状況を考えれば必然的なもので今後も出題が増えると予想できます。また、主要生産地の中でも特に山形に関する問題が多かったという声が数多くありました。理由はわかりませんが、気にしておくほうがよいかもしれませんね。出題傾向として大きな変化はありませんが、全体的に重箱の隅をつつくような細かい問題が多かったようです。

2020年度に関してはこれらに加えて「焼酎・泡盛と料理の相性」に関する情報もまとめましょう。ボリュームはそれほど多くないので纏める作業自体はそれほど時間がかかりません。ただし、日本酒と比較すると相性に関する説明文が長い点が気になります。説明文に重要なキーワードが入っている場合はそれも一緒に覚えましょう。

SAKE DIPLOMA合格者として、2021年に受験する皆さんを応援したいと思っています。もし何かお困りのことや、相談したいことがあれば遠慮なくお問い合わせくださいませ。昨年度の教材開発と受験者から得られたデータを元に有益な情報提供ができれば幸いです。


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