2022年度SAKE DIPLOMA二次試験(テイスティング)の準備

SAKE DIPLOMA

このページでは2022年度SAKE DIPLOMA二次試験(テイスティング&論述)に向けた対策に関する情報を掲載します。2021年度に一次試験のみ合格した方はすでにどのような試験内容なのか認識されていると思いますので、ここでは初めて二次試験を受ける方を対象にします。情報は随時足していきますので、定期的にご覧いただけると幸いです。

それではまず最初に2021年度二次試験にどのようなお酒が提供されたのか確認しましょう。

2021年度試験に出題された日本酒と焼酎
日本酒
特定名称 原料米
1 山廃純米酒 山田錦
2 純米大吟醸酒 山田錦
3 特別本醸造酒 五百万石
4 純米吟醸酒 五百万石
単式蒸留焼酎
種類 蒸留方法
1 麦焼酎 常圧蒸留
2 黒糖焼酎 常圧蒸留

2021年度の二次試験では日本酒4種類、焼酎2種類の計6種類が提供されました。2020年度も6種類でしたので2022年度以降も6種類に定着するかもしれません。日本酒に関しては例年通り純米系が中心で、使用されている原料米も山田錦や五百万石などオーソドックスなものです。サプライズは焼酎で「黒糖焼酎」が出題されたことでしょうか。従来は黒糖焼酎は出題されない可能性が高かったのですが、今後は幅広くテイスティングする必要がありそうです。

二次試験当日のスケジュール

2021年度の二次試験当日(10月18日)のスケジュールは次のように進められます。

14:00 開場
14:10-14:20 オリエンテーション
14:20-14:50 テイスティング(30分)
15:00〜15:05 オリエンテーション
15:05〜15:25 論述試験(20分)
15:35 解散

開場よりも早く到着しても会場には入れないため、開場時間より少し前に到着すれば大丈夫です。指定された席に着いたら、テーブルの上に並んでいるテイスティング用の日本酒の外観を見ておきましょう。熟成した山廃などは黄色がかっているので外観だけで種類が予想できます。

2021年は論述試験の後にテイスティング試験が行われましたが、2022年はテイスティング後に論述試験が行われます。テイスティングでお酒を飲みすぎると論述試験に影響が出ますので、あまり飲みすぎないようにしましょう。

論述試験は2021年は3問出題されました。記入する文字数自体は少ないものの、あまり余裕を持ちすぎると時間が不足するため、早めに3問全てを埋めてしまい、余った時間で内容を調整しましょう。論述で大切なのはいかに重要なキーワードを含むかどうかで、文章の上手い下手は問われません。ただし、字が汚いと正しいキーワードが含まれていても読み取れないこともあるので、字は丁寧に。

二次試験(テイスティング)の勉強方法

【Step1】テイスティング用語と表現方法に慣れる

二次試験の勉強を開始する際、まず意識してほしいことがテイスティング用語と表現方法です。SAKE DIPLOMA試験はワインの表現方法を基準にしているため、ワインに慣れていない受験者にとっては馴染めない用語や表現方法が数多く使われています。

例えば、教本に書かれている大吟醸の香りの表現は次の通りです。

華やかで芳醇な印象。1801号酵母からの黄色いりんごのコンポートやキャンディのような果実香にカリンやマスカットのような香りが加わり、金木犀の花の香りや杏仁、ビターアーモンドの香り、青竹や煎茶の葉のような爽やかさを与える香り、ほのかに石灰のようなミネラル香などが調和。

これを読んで、どのような日本酒なのかイメージできる人は少ないでしょう。そもそも金木犀や石灰の香りをイメージできない人もいるでしょう。しかし、テイスティング試験ではこのような普段使わない用語や知らない香りも選択肢に含まれています。

これら全ての香りを知る時間はありません。だから、特定名称ごとにどのような表現・用語が使われやすいのか感覚的に知っておく必要があります。また、試験本番までに上記のような表現に馴染んでおくことも大切です。

そこでおすすめなのが日本ソムリエ協会会長・田崎真也氏が著した書籍です。この本は公式教本の第4・5・6章の参考文献にもなっていますので読む価値はあります。二次試験間近になると売り切れるため、タイミングよく購入できる場合は躊躇せずに手に入れましょう。購入の際、紙版に関しては売り切れになることがありますが、kindle版は売り切れませんのでkindleで購入すれば入手しやすいです。

【Step2】二次試験のポイントを知る

闇雲にテイスティングのトレーニングをしても非効率です。多忙な中、そして使える費用が限られた中でトレーニングをするわけですので、1回1回のトレーニングの質を高める必要があります。

そこで意識してもらいたいことが次のポイントです。二次試験は一次試験以上に出題意図が明確なので、それをしっかりと押さえるが大切です。また、これを知ることでテイスティングの方法やお酒の選び方がわかるはずです。

  • 純米系と吟醸系の判別(最重要
  • 速醸系と生酛系の判別
  • 純米酒と純米吟醸・純米大吟醸の判別
  • 本醸造と吟醸・大吟醸の判別
  • 山廃と生酛の判別
  • 山田錦と五百万石の判別
  • 焼酎の判別(泡盛含む)
【Step3】テイスティング用の日本酒を用意する

日本酒は次のポイントを参考に選んでください。

  • 火入れ酒を選ぶ(保管の関係上、生酒が出題される確率は低い)
  • 酒米は山田錦、五百万石など生産量の多いものを選ぶ
  • 季節商品、スポット商品ではなく定番酒を選ぶ
  • 酒母は山廃と生酛の両方を用意する
  • 飲食店で飲む機会があれば山廃熟成を知っておく

ちなみに田崎真也氏の著書で頻出する銘柄は次の6つです。

定番酒は楽天やAmazonでも入手しやすいので、近所に酒屋がない場合はネットで手に入れましょう。

その他、

  • 街の酒屋よりも百貨店や量販店の方が定番酒が入手しやすい
  • 百貨店は個人向け商品が多く、四合瓶や300ml商品が手に入りやすい
  • 日本酒飲み放題の店でワイングラスを持ち込み比較試飲するのも◎
【Step4】ワイングラスを用意する

試験本番はワイングラスで日本酒が提供されます。だから、勉強もワイングラスで行いましょう。居酒屋で使われる日本酒グラスや猪口では香りの判別が難しいためです。ワイングラスを手に入れたら、スワリング(グラスを回して日本酒を空気に触れさせることで香りを引き出す所作)にも慣れておきましょう。

おすすめは次の商品です。持ち運びたいのであれば大吟醸グラスがおすすめです。

【Step5】頭の中で日本酒を分類する

テイスティングで重要なことは感覚的に捉えるのではなく、味や香りから得られた情報を頭の中で整理して日本酒を分類することです。ワインのソムリエが優れているのは、この分類を速く正確に行うことができるからです。この分類を行うためには頭の中に分類するためのツリーを入れておく必要があります。これは自分が分かりやすい形にまとめるのが一番良いのですが、ここでは私がテイスティング試験に臨んだときに使ったツリーをご紹介します。

これを見ればわかるように、テイスティング試験で一番重要なことは、純米系と吟醸系の違いを見極めることなのです。

【Step6】テイスティングシートにチェックする

最近ではワインスクールや教材販売の他に、無料でテイスティングシートを配布している場合もあるので、早めにテイスティングシートを用意しておきましょう。重要なことは自分で選んだテイスティング用語が正しいのかどうかということ。こちらに関してはNANAME KIKAKUでも特定名称別の選択用語集を有料で提供しています。例えば山廃純米の場合、どのような用語を選べばよいのか分かるようになります。特に香りに関しては選択肢が多いため事前に必要な用語を知っておくことが大切です。

二次試験対策ツールのご案内

二次試験対策として特定名称酒の判別は最低限求められますが、それ以外に大切なのは各特定名称の特徴を表すテイスティング用語の選択です。これを間違えると得点に繋がりません。本ツールは特定名称の判別ができるようになった受験者に対して、特定名称別の選択用語例を提供します。

◯価格:1,650円(税込)
◯本ツールは次の3点で構成しています。
・チェックシート
・タイプ別選択用語例
・タイプ別香りの選択用語

◯NANAME KIKAKUにて一次試験の教材を購入し、一次試験アンケートに回答した場合は無料にて提供します。教材購入者には個別にご案内します。

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