【飲食業界で人気】酒ディプロマとはどんな資格?資格保有者が徹底解説!申込みから認定までの流れ

SAKE DIPLOMA

【本記事の内容】
・試験全体の流れ
・受験資格
・受験料
・試験免除制度
・認定登録

本記事は独自に開発した教材を使い、約100時間の勉強で酒ディプロマ試験にストレートで合格した酒ディプロマ保有者が執筆しています。この記事を読むことで、酒ディプロマ試験に関する基本的な知識が一通り身につきます。

試験全体の流れ

2022年度試験のスケジュールを元に受験申込みから認定登録までの流れをご紹介します。

①出願期間(WEB) 2022年3月1日〜7月15日
②教本発送 順次
③1次試験会場予約 6月中旬〜7月下旬
④1次試験受験期間 2022年7月20日〜8月31日
⑤1次試験合否発表 試験後すぐに発表
⑥2次試験受験票到着 9月下旬
⑦2次試験受験 2022年10月18日
⑧2次試験合否発表 10月下旬〜11月上旬
⑨認定登録 順次

日付は年によって微妙に変わりますが、大きな流れは変わりません。公式テキストは申込み順に発送されるため、早い時期から勉強を始めたい場合は早めに申込みしましょう。

受験資格

ソムリエは飲食経験が問われますが、酒ディプロマに関しては一般企業に勤める人や学生でも受験することができます。

  • 基準日(8月末日)において満20歳以上であること
  • 国籍、職種、経験は不問
  • J.S.A.SAKE DIPLOMA資格を保有していないこと
  • 1次試験免除権利を有する人は、1次試験の受験はできない

その他、過去に不正行為を行った場合は受験資格が得られないことがあります。

受験料

酒ディプロマは1次試験に限り、期間中に最大2回まで受験することができます。受験申込みの際に1回受験か2回受験かを選べます。ただし、受験回数によって受験料が異なります。ソムリエ協会の会員の場合は割引が適用され一般申込みより安くなります。入会は受験申込時に同時に行うことも可能です。

1次試験から受験する場合(一般受験)

1回受験 29,600円
2回受験 34,440円
  • ソムリエ協会会員の場合は上記よりも約9,000円分ディスカウントされます
  • 料金には公式テキスト代が含まれています

2次試験から受験する場合(一般受験)

一般受験 14,210円
  • 2次試験から受験する場合は公式テキストは付いていません。別途購入する必要があります

試験免除制度

2020年度から1次試験に合格した方を対象に、翌5年間のうち3回まで1次試験が免除で受験できます。例えば2022年度の受験で1次試験だけ通過した場合、2023年から2027年までの期間で3回の1次免除が許されます。従来は3年間に限定されていたので、受験者が受けやすいように条件が緩和されたと考えてよいでしょう。

認定登録

酒ディプロマは呼称資格なので、日本ソムリエ協会に認定登録しなければ、その呼称を使用することができません。つまり、受験料を支払い、試験に合格するだけでは酒ディプロマと名乗ることはできません。名刺などに酒ディプロマの呼称を入れる場合は、登録料を支払い、認定登録しなければいけません。

認定登録料は20,950円です。受験する際には受験料だけでなく認定登録料まで見積り、お金を用意しておきましょう。

認定登録されると固有の認定番号が割り当てられます。飲食店等の採用担当者は求職者にこの番号を提出させ、ソムリエ協会に照会することで、本当に酒ディプロマに合格したのか確認することができます。たまに認定されていないのに酒ディプロマを名乗る人がいるので気をつけましょう。

以上、酒ディプロマの申込みから認定までの流れでした。

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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