石川県の酒米新品種「百万石乃白」と日本酒

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SAKE DIPLOMA試験の経験したことで、その後、各都道府県で開発されている酒米新品種にも興味を持つようになりました。2020年にも新しい酒米がリリースされています。そのひとつが、石川県のオリジナル酒米「百万石乃白」です。

「百万石乃白」という名称ですが、「百万石」は加賀百万石にちなんで石川県の酒米であること、「白」には混じりけのない純粋な様から、特長であるすっきりとした味わいや精米された酒米の白さ、仕込み時期の冬景色が表現されています。

「百万石乃白」は、石川県の素材から日本酒をつくりたいという地元の酒蔵からの要望を受けて開発をはじめました。そして、11年の歳月をかけて完成させ、2020年1月22日に「石川酒68号」を「百万石乃白」と命名しました。

この酒米は、山田錦が元になっており、精米をするときに割れにくく50%以上精米して造られる大吟醸酒にぴったりです。また、タンパク質の量が他の酒米と比べて少ないため、雑味が少なくすっきりとした味わいで、フルーティーな香りの日本酒に仕上がります。

百万石乃白を使った日本酒

この出来たばかりの酒米を使った日本酒が金沢市の福光屋から販売開始されました。どんな味わいなのか試してみたい方は、福光屋のオンラインショップもしくは石川県内の直営店で購入することができます。

出処:福光屋オンラインショップ

その他、楽天市場で「百万石乃白」をキーワードに検索すると、他の酒蔵の日本酒も表示されます。自分の好きな酒蔵や銘柄で百万石乃白を使った日本酒を飲むのもアリですね。

楽天市場で百万石乃白を使った日本酒を探す

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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