四条大宮で交通量・人通りが多いのは四条通と大宮通、そして四条から三条まで斜めに北上する後院通。この3つの通りを除けば、車も人も少なく過ごしやすい。また、個性的な個人店が多いのも小さな通り。特に注目なのが高辻通だ。ラーメン、カレー、居酒屋など人気店が集まっている。
その高辻通に最近オープンしたのが、終活・遺影・長寿写真に特化した撮影スタジオ「スタジオ日々喜」。中高齢者が多い四条大宮らしいスタジオ。今後、このようなニーズは確実に高まっていくだろう。
スタジオ日々喜の特徴
このスタジオの特徴をピックアップしてみて。
- 完全予約制のプライベート空間
- アンティーク家具に包まれたシンプルで落ち着いた空間
- ヘアメイク付きプランではプロによるヘアメイクが可能
- 介護施設等での撮影イベントにも対応可(出張)
対象としているのはこんな人たち。
- 残された家族のため、自分が元気なうちに納得のいく遺影写真を用意したい
- 歳を重ねた祝いに、夫婦で写真を残したい
- 長寿祝いで両親に写真をプレゼントしたい
- 子供と一緒に笑顔の写真を撮りたい
最近はスマホで撮影する機会が多く、写真撮影の敷居が低くなった。でも、特別な写真に関してはプロに撮影してもらうほうがよいだろう。スマホで撮影する写真は短期で使うもの、プロに撮影してもらう写真は長期で使うもの。こういう使い分けがよいのでは。
スタジオ概要
スタジオ名 | スタジオ日々喜(ひびき) |
---|---|
所在地 | 京都市中京区壬生相合町67-1 UNビル102 |
交通アクセス | 阪急「大宮駅」から徒歩8分 |
遺影・終活プラン | 8,800円〜 |
着物ドレスプラン | 34,300円〜 |
詳細・予約 | ■公式サイトにて |
【補足】生前の遺影撮影サービスのニーズ
近年、生前に撮影する遺影写真のニーズは高まっています。その理由は主に3つ。
- 従来の遺影写真は亡くなった後の仏壇などに飾るため、真面目な表情の写真が多かったが、最近は自分らしい笑顔の写真で残したいという人が増えています
- デジタル技術の進歩により、写真の編集や加工が容易になったため、より自然な表情の写真を撮影することが可能になりました
- 写真スタジオでは遺影写真の撮影に特化したプランや、生前の家族写真とセットになったプランなどを提供しており、ニーズに合わせた撮影が可能になっています
国内の撮影スタジオは近年減少傾向にあります。2023年の調査によると、2018年と比較して約1割のスタジオが閉店しているようです。その原因は前述したスマホの普及が大きく、また写真編集・加工アプリが容易に入手できることも原因のひとつです。
その結果、このページで紹介したような専門性の高い撮影スタジオに転換する傾向が強くなっています。スタジオ側から見れば大変な環境ですが、消費者から見れば専門性が高まる方が使い勝手は良くなるでしょう。