京都で東京・中野のやきとんが堪能できる四条大宮「なべ屋」へ年末挨拶

四条大宮倶楽部

2023年、今年一番多く訪れた店のひとつが京都・四条大宮にある「なべ屋」。この店の店長は東京・中野坂上にある「なべ屋」の店長を務めていたいた人だから、京都で本格的なやきとんが堪能できる。昨晩はこの店で今年最後のやきとんを楽しんできた。

最初は定番の「レバー」を。1本130円、相変わらず安い。1本しか注文しなくても、必ず刻みネギと生姜を付けてくれる。おろし生ニンニクが好きな僕には特別にニンニクも添えてくれる。まずは肉を串から全て外す。外した肉の上にネギと生姜、ニンニクを乗せる。その上にゴマ油をたっぷりかけ、全体をよく混ぜる。これでビール2杯は飲める。

この店には定番メニューの他に、黒板に書かれたスポットメニューがある。質の良い肉が仕入れられた時だけ登場するような。今回は「豚すじ串」があったので注文してみた(200円)。これがめちゃウマで、2本も食べてしまった。写真はない(撮る前に食べてしまったから)。

そして、これまた定番のバラ肉。この店のバラ肉はタレを付けて焼くのだけど、僕は塩が好きなので、いつも「バラ塩」を注文する。この串に限らず、ほとんどの串は塩に対応してくれるので、塩派の人は注文用紙に「全て塩で」と書けばOK。

お酒は久々の「サッポロラガー赤星」の中瓶を。最近、家で酒を飲まなくなったので久々のビール。ちなみにこの店ではホッピーを飲む客が多く、京都では珍しい「生ホッピー」が置いてある。僕は完全なビール党なので、今後も飲むことはないけど、ホッピー好きな人はぜひ。

今年、この店は日本酒の種類が豊富になった。きっと、僕の影響だと思う。以前は菊正宗のような大量生産品で、昔ながらの酒臭さが感じる日本酒が多かったが、最近は香りが強い、フルーティーな銘柄も常時3〜4種類ほど置かれている。ま、焼きの煙がすごいので、香りを楽しむことはほとんどないのだが。

そう、この店の名物のひとつが「煙」だ。特にカウンターに座ると、その恩恵を十分過ぎるほど受けることができる。頭から爪先まで、やきとんの匂いが付きまくる。この日は長袖のインナーの上にトレーナーを着ていたのだが、自宅に帰って服を脱いだら、インナーにまでしっかり匂いが付いていた。

だから、この店に訪れるときは出来るだけ洗濯直前の服しか着ない。そもそもオシャレをしていく店ではないし、四条大宮という街にオシャレは必要ない。夏は短パン、半袖、草履。これで十分だし、実際にそれで訪れていた。

東京の中野坂上という街がどんな雰囲気なのか分からないが、きっと四条大宮と共通するものがあるのだろう。自分を飾らずに過ごせる街。この店はそんな街にベストマッチしていると思う。来年もまた洗濯直前の服で訪れよう。今年一年ありがとう。

店名 京都 やきとん なべ屋
場所 四条大宮(大宮高辻下る西側)
予約 19時までは予約可。それ以降の時間は予約不可
支払い 現金のみ(近所にファミマがあるがATMは17時で閉まる)
喫煙 OK
駐輪場 店先に若干のスペースあり
トイレ きれい、広い
英語対応 日によってはOK
参考 食べログ(公式)

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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