【四条大宮】立ち飲み「AZUKIYA 離れ」飲食レポート。安すぎて飲みすぎた。

四条大宮倶楽部

開業直後に配水管トラブルでしばらく工事中になっていた「AZUKIYA離れ」。今は無事営業しているということで訪れてみた。翌日が祝日だったので、夜は混雑すると思い、訪れたのは夕方4時頃。それでも店内は8割ほど埋まっていた。

 店内の様子

席はカウンターと立ち飲み用テーブルで構成されている。常連はカウンターに集まりやすく、余裕を持って4名、詰めれば6名は立てるスペースがある。立ち飲みテーブルは6個あったような。それぞれ2名利用を想定しているようだが、混んでくると3名利用になる。3名になると使えるスペースはだいぶ少なくなる。

自分が訪れた時、客層は男性が8割、女性2割といったところ。意外と女性が多く、その後も一人もしくは二人で訪れる女性客が絶えなかった。2階にある店ということもあり、逆に人目を気にせずに飲むことができるからなのかも。また、店のスタッフ3名が全員女性なのも気軽さを生み出しているのかもしれない。

 酒の種類と価格

生ビールはサントリーでグラス300円。瓶ビールはアサヒとサッポロがありいずれも350円。安い。大宮で最安かもしれない。ウイスキーはトリス(250円)と角瓶(300円)があり、この金額でハイボールにもしれくれる。普通に頼むと薄めなので、「濃いめで!」と付け加えるほうがいいだろう。ちゃんと対応してくれる。

焼酎は4種類。麦がいいちこと二階堂。芋が黒霧島とだいやめ。飲み方は何でも対応してくれるが、緑茶割りと烏龍割りはプラス50円必要だ。今回は黒霧島を水割りとロックで飲んだ。正直に言って、水割りは結構薄い。だから、焼酎が好きならロックをオススメする。

女性客がよく飲んでいたのがスパークリングワイン。これが300円で飲める。自分も注文したが、それなりに量もあり、甘ったるくなく料理に合わせやすい。最初の一杯で飲むのもありかも。その他、酎ハイや日本酒、梅酒があるが、銘柄にこだわりは無いようだ。ちなみに一番高いのは日本酒で400円。

 料理の種類と価格

この店で一番のウリとなる料理は「お刺身盛り合わせ」だろう。今回はブリとサーモン、生エビが入っていて400円だった。ほとんどの客が注文していたと思う。その他、刺身ではブリやサーモンの単品も用意されている。それぞれ380円だったので、盛り合わせの方がお得だろう。

その他の料理は他の立ち飲み店でも出てくるような簡易なメニューが多い。ウインナーとかアジフライとか明太子とか。刺身以外で人気だったのはポテサラ。ポテサラの上に魚卵がまぶしてあって、なかなか美味そうだった。

定番以外のメニューは店内の壁に掛けられているホワイトボードに書かれている。定番メニューはいつでも注文できるので、無くなりやすいスポットメニューから注文する方がいいだろう。もちろん、刺身盛りは外せない。

 所感

予想していたよりも酒も料理も美味しくて、何より安くて、評価は高い。今回は酒を6種類、料理を2種類注文したのだが、これだけ食べて飲んで、会計は約2500円。スタッフの接客も良く、居心地も良いので滞在時間は2時間を超えてしまった。

客層も老若男女幅広く、喫煙OKなのだが吸っている人は少なくて、非喫煙者でも十分に楽しめる。自分と同じ立ち飲みテーブルには25歳の男子が居たのだが、お互い酔っ払ってきてから会話するようになり、最後まで楽しい時間を過ごせた。彼はその後、朝5時まで飲み続けるらしい。若いな。

営業時間は21時ラストオーダーで21時半まで営業。今回は16時に入店して19時前に出たのだが、やはり18時近くになると混んでくる。一人なら入店できる確率は高いが、二人以上だと席が足りなかったり、相席になるだろう。だから、確実に入店したいのであれば18時前に訪れよう。

間違ってもグループで訪れる店ではない。たまにいるのだ。こんな小規模な店に4、5人で訪れる連中が。そんな大勢が訪れたら、店の空気感が変わるし、スタッフのオーダー処理も大変だ。スタッフが忙しくなれば、一人客は会話する相手がいなくなる。グループにはそれに適した店がある。そういう店を選ぶのが酒偏差値の高い大人だろう。

 お店情報

■店名 AZUKIYA 離れ
■場所 四条大宮を下り、ココイチの角を曲がってすぐ。階段で2階へ
■決済 多分、現金のみ
■喫煙 OK

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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