日常的に利用するようになったGoogleマップですが、そこに投稿されたクチコミがクリニックや飲食店に大きな影響を与えるケースが増え、ニュースになることも。私自身もGoogleマップにクチコミを投稿していて、現在ローカルガイドのレベル7になっています。
実際に私がクチコミを投稿する時に気をつけていることは、客観性を担保することです。あくまでもクチコミはそれを読んだ誰かに役立つものでなければ価値が無く、自分勝手な感想を載せる場所ではないと考えています。クチコミの中には「二度と行かない」や「美味しくない」など主観的な投稿も多く、これらのクチコミはあまり価値がありません。
今回はGoogleマップを始め、他のクチコミサービスに投稿する方に向けて、クチコミと感想の違いをご紹介します。当然、クチコミサービスには感想ではなくクチコミを投稿しなければいけません。
クチコミと感想の違い
クチコミと感想は似ている言葉ですが、微妙な違いがあります。
クチコミは主に商品やサービスの利用経験に基づいて、その評価や意見を伝えるものです。良い点も悪い点も含めて、客観的に情報を伝えることが重要です。例えば、レストランであれば、料理の味やお店の雰囲気、サービスなどを具体的に書き、他のユーザーがそのお店を利用する際の参考となるようにします。
感想は主に作品や出来事に対して、個人的な思いや感情を伝えるものです。客観的な情報を伝えるというよりは、自分の感じたことを自由に表現することが重要です。例えば、映画の感想であれば、ストーリーやキャラクター、演技について思ったことを自由に書き、他のユーザーがその映画を見る際の参考情報の一つとして役立ててもらえれば良いでしょう。
簡単にまとめると次のようになります。
クチコミ |
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感想 |
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大切なことは投稿する際に「読み手」を意識しているのかどうか。自分の投稿が誰に読まれ、その結果、どのようなアクションが発生するのか。それを意識しないと役に立つクチコミを投稿することはできません。
そんなこと考えるは面倒だ!もっと自由に書きたい!そう思った方はクチコミの投稿には向いていません。もっと自由に表現できるXやInstagramなどSNSで表現しましょう。
飲食店のクチコミを投稿する
Googleマップで飲食店のクチコミを投稿する場合、以下の内容(項目)を含むと良いでしょう。
1. 総合評価 |
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2. 料理 |
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3. サービス |
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4. その他 |
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大切なことは出来るだけ具体的に書くことです。単に「美味しかった」ではなく、「〇〇の〇〇が特に美味しかった」と書けば、他のユーザにも役立ちますし、お店側も参考にしやすいでしょう。
また、良い点だけでなく悪い点(気になった点)も正直に書きましょう。ただし、悪い点を書くときは感情的にならず、客観的・論理的に書くことが大切です。要はそれを読んだ誰もが納得できる書き方をしなければいけません。でないと、ただの自己満足的な発言でしかありません。
あとは写真です。写真は情報の裏付けとして掲載できます。例えば盛り付けがイマイチだとか、ボリュームが少ないという情報を掲載する場合は、写真がある方が説得力が増します。
飲食店のクチコミ投稿例
最後にどのように投稿すればよいのか、具体的に紹介します。
絶品〇〇!リピート確定のお店!
総合評価:★★★★★
(料理)
- おすすめの料理は〇〇です。〇〇の味が最高で、今まで食べた〇〇の中で一番美味しかったです
- 他の料理もどれも美味しく、ハズレはありませんでした
- 量も十分で、お腹いっぱいになりました
- ワインリストは充実していますが、ノンアルコール飲料は少なかったです
(サービス)
- スタッフの皆さんがとても親切で、気持ちよく食事ができました
- 雰囲気がアットホームで、居心地が良かったです
- 清潔感もあり、安心して食事ができました
- 冷房の風が直接当たるので体が冷えました。ブランケットがあると嬉しいです
(その他)
- 支払い方法は現金、クレジットカード、電子マネーが利用できます
- 今回は予約なしで訪れましたが、19時前後は混むので予約した方がよいでしょう
- 子連れでも行きやすいです。子供用の椅子や食器も用意されています
- 駐車場はお店の裏手にあります
- 今回は◯◯と◯◯を注文して、4人で◯◯円でした
※写真も掲載
このように具体的に情報を書き、写真も添えることで、より説得力のあるクチコミになります。
今後、クチコミを投稿する際の参考になれば幸いです。