デザインも味わいもカスタマイズできる、オーダーメイド日本酒「MySAKE.jp」

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新潟県長岡市に拠点を置く(株)FARM8は、オリジナルの日本酒を1本から注文できるサービス「MySAKE.jp」を今年の6月から開始しました。似たようなサービスは他社で展開しているのですが、同社のサービスの特徴はデザイン(ラベル)だけでなく味わいも選べること。また、他社のサービスがケース単位でも注文が条件だったのに対して、同社のサービスでは1本から注文できます。正直、このようなサービスは出来上がるまで不安が募るのですが、1本から注文できるのでれば試作することができる安心して発注することができますよね。

なぜこのような多様なカスタマイズが可能なのかと言えば、代表の樺沢氏が地元の酒蔵・津南醸造の代表も兼ねているからです。自社醸造の日本酒を自由に使用できるから、多様なカスタマイズに、しかも1本から作ることができるのでしょう。それではどのようにオリジナル日本酒を作成するのか、簡単にご紹介しましょう。

MySAKE.jpでのオリジナル日本酒の作り方
1. オリジナルラベルのデザインをアップロード

2. お酒の作り方を決める

お酒は「価格帯」「スペック」「風味」から選べます。ここではスペックで進めます。

3. 特定名称を選ぶ

特定名称は「純米大吟醸」「吟醸」「純米」の3種類から選べます。純米だけでなくアル添も入っているところが面白い。今回は純米大吟醸を選びましょう。

4. 味わいのタイプを選ぶ

味わいのタイプは「淡麗辛口」「淡麗甘口」「濃醇辛口」「濃醇甘口」の4つから選べます。今回は濃醇辛口を選びます。

5. 化粧箱の有無を選ぶ

イベントなどの贈答で使用するのであれば化粧箱を付けることもできます。今回は「つけない」を選びます。

6. 注文本数を決める

ここで1本あたりの価格が表示されます。今回選んだ条件の場合、1本のみ注文すると11,400円(720ml)かかります。さすがに高すぎです。では現実的に100本程度注文するとどれだけ下がるのか。10ケース(120本)注文する場合、4,560円まで下がります。市販の日本酒を購入するのと比べればまだ高いと感じますが、そこはオリジナル仕様で作成する手数料が乗っていると考えましょう。仮に120本注文すると総額は547,200円(税込)となります。この価格を見る限り、主な対象は法人でしょう。

ご自身の会社でオリジナル日本酒を作りたいという場合に利用してみてはいかがでしょうか。

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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