幻の牛肉「比婆牛（ひばぎゅう）」を食べる方法

比婆牛は広島県庄原市で生産されている黒毛和種のブランド牛です。肉質が柔らかく、脂肪がサシのように霜降りになっているのが特徴です。また、遺伝的にMUFA (脂肪の口どけ) の割合が高く、その高さはGI登録制度 (地理的表示保護制度) にて国内唯一認められています。

食通であれば誰もが知っている比婆牛ですが、流通量が少なくなかなか手に入れることができません。令和3年に食肉市場から出荷した頭数は年間184頭しかなく、多くが地元で消費されてしまいます。

 楽天市場で購入する方法

多くの食材がネット購入できる楽天市場でも比婆牛の出品数はとても少ないです。楽天市場で「比婆牛」を検索すると、いくつかの商品が表示され、その中には「広島牛」と表示されているものも入っています。しかし、間違えないでください。広島牛は比婆牛ではありません。比婆牛は地理的表示GIに指定されているため、広島牛と比婆牛は全く別の和牛です（本物の比婆牛であれば「比婆牛」と記載する方が価値が高くなるため）。

楽天市場で比婆牛を購入するには「ふるさと納税」を利用するしかありません。もちろん寄付先は広島県庄原市です。一番高い商品が100,000円と決して安くありませんが、11,000円の寄付で楽しめる商品もあります。

一番高い比婆牛

一番安い比婆牛

これら以外にも商品が揃っていますので、興味のある方は楽天市場で検索してみてください。

楽天で比婆牛を検索

 比婆牛が食べられるレストラン

通販でもなかなか手に入らない比婆牛を、店内で食べられるレストランが広島市内にあります。フレンチレストラン「ソンスクレ」です。シェフはフランスの複数のレストランを経験した後、この店を開店しました。店に届く比婆牛はその時にとって部位が異なり、その部位の良さを引き出す調理を行ってくれます。広島に行かれる際に訪れてみてはいかがでしょうか？

ただし、比婆牛は希少であるがゆえ、常にメニューに入っているとは限りません。予約する際に比婆牛が食べられるのか必ず確認しましょう。