往復セイバー割引を利用してファーストクラスで旅した沖縄旅。今回は往路の機内食をご紹介します。
JALの国内線で機内食が提供されるのはファーストクラスだけです。エコノミーやクラスJでは機内食は提供されず、簡単なドリンクが提供されるだけです。でも、ファーストクラスではこだわりの機内食と充実したアルコール類が堪能できます。
離陸後、しばらくするとクラスJとファーストクラスの間がカーテンで仕切られます。エコノミーやクラスJに乗っている人からすれば、あのカーテンの向こう側で何が行われているのか気になりますよね。実はカーテンで仕切られると機内食の提供が始まるんです。
JALの機内食の献立
JALの機内食は次の条件で献立が変わります。
- 搭乗する月
- その月の初旬・中旬・下旬
- 朝食・昼食・夕食
- 出発便
例えば、今回私が乗った便は「11月」「中旬」の「伊丹発那覇線」で「昼食」が提供されました。もし、出発する時間が「朝食」の時間帯だった全く異なる献立が提供されます。
これはJALを利用する頻度が高い上級会員に配慮しているのだと思います。いつ乗っても同じような献立では飽きてしまいますし、そこに高い運賃を支払う気にはなりません。
伊丹発那覇線の昼食
今回の往路で提供されたメニューは次の通りです。
- 仙台麩煮物
- 生ハム柿酢ジュレ
- 金目鯛粕煮汁風
- 俵御飯 ふっくりんこ または 新之助
- 味噌汁
- ザ リッチ アンド ミルク
まさか機内食で金目鯛が出るとは思っていませんでした。味付けは淡白で、普段濃い味に慣れている人にとっては物足りないかもしれません。国際線のビジネスクラス以上に乗ると、機内食の際に塩や胡椒など調味料も提供されるので、JALでも小袋で良いので調味料があると嬉しいですね。
伊丹発那覇線のアルコール類
覚えているのは次の通り。
- シャンパーニュ(シャンパーニュ・パニエ ブリュット セレクション)
- 日本酒(土佐しらぎく 氷温貯蔵 純米大吟醸)
- 焼酎(森伊蔵)
- 白ワイン(シャルル・メラ・オーガニック・シャルドネ)※ボトル提供
- 赤ワイン(シャルル・メラ・コートデュローヌ・ルージュ)※ボトル提供
- 缶ビール(プレモル、スーパードライ、一番搾り、エビス)
- ハイボール(サントリー角ハイ)
実質飲み放題なのですが、食事する時間や飛行時間を考慮すると、飲める時間は1時間弱といったところでしょうか。基本、全てのお酒はグラスで提供されます。また、ボトル提供の白ワイン・赤ワイン以外はCAが直接グラスに注いでくれます。
CAとの会話を楽しみたいのであればシャンパーニュや日本酒をおすすめします。私は日本酒2杯と森伊蔵をいただきましたが、料理との相性もばっちりでした。森伊蔵は「気持ち濃いめで」など細かくオーダーできます。
周囲はビジネスパーソンが多かったのですが、那覇着が夕方ということもあり、お酒を楽しんでいる方が多かったです。これが午前便であれば状況は変わっていたでしょう。
ANAプレミアムクラスと比べて
以前はANAをよく利用していて、プレミアムクラスも利用したことがあります。そこでも機内食が提供されるのですが、正直に言って、料理・お酒共にJALファーストの方がレベルが高いです。
ANAは豪華な弁当、JALは豪華な給食といった感じでしょうか。どちらも国際線のビジネスクラスと比べると見劣りしますが、国内線で機内食を楽しむのであれば、JAL一択だと思います。
久々に国内線の機内食を楽しみたい!という方は、ぜひJALファーストを選んでみてください。ただし、飛行時間が短い羽田- 伊丹線は落ち着いて食べられないので、札幌や那覇に行く時だけ選ぶことをオススメします。