【49歳ひとり旅】沖縄で日本酒と関東風おでんを楽しむ「青二才」(沖縄2日目)

旅行記

何度も沖縄に訪れると、沖縄料理を選ぶ回数は減っていきます。最初はゴーヤーチャンプルや島らっきょうなど沖縄らしい料理を選びましたが、今は料理以外の沖縄の魅力を知ってしまったので、敢えて沖縄料理を選びません。では、何を食べるのか。普通に美味しいご飯を食べます。

最近では沖縄、特に那覇市内では日本酒が飲める店が増えました。銘柄も京都の飲食店で提供されているものと変わりません。十四代も而今も新政もあります。おそらく、沖縄の食文化が多様化し、変化しているからだと思います。昔は「沖縄の料理はちょっと・・・」という人もいましたが、今は料理のレベルも高いです。

今回、僕が選んだお店は「日本酒 青二才」。東京の人ならご存知だと思います。たしか中野に1号店があります。

 沖縄 日本酒 青二才というお店

訪れる前日に食べログから予約をしました。当日訪れてから分かったのですが、カウンター席の多くは予約で埋まっていたので、確実に入りたいのであれば前日までの予約をオススメします。ひとりの予約もOKで、その場合はカウンター席になります。

場所は国際通りの中心に近く、ホテルJALシティ那覇やドン・キホーテから近いです。国際通り周辺のホテルに泊まっているのであれば徒歩で行けます。店構えはオシャレな感じで若干入りにくいのですが、逆に言えば、そういう客層だということで、居酒屋で騒ぐようなオジサンやグループ客はいないでしょう。

僕はカウンターの一番隅っこに座りました。17時に予約したので最初は空席が目立ちましたが、18時を過ぎると席が埋まり始めました。僕の横にはいかにも出張で沖縄に訪れた若いビジネスマンが座りました。その他、女性のひとり客も目立ちました。ひとりで居酒屋は入りにくいですもんね。

 あっさり淡白な味わいのおでん

日本酒は20種類ほどメニューに載っていました。全国から幅広く揃えている感じです。味の傾向としては、香りが強めの純米吟醸が主体です。常温や熱燗で飲むような日本酒は少なかったです。量は3勺(390円)、5勺(540円)、1.5合(1480円)から選ぶことができます。一般的なグラスの量がよければ5勺を選びましょう。数を飲みたいのであれば3勺で。

料理は最初におでんを注文。大好きな大根とじゃがいも、桜海老のさつま揚げの3種類を。味は淡白なので濃厚な味を期待していると物足りないかもしれません。その場合は柚子胡椒等で味を変えましょう。淡白なので前日にお酒を飲みすぎた時には合うと思います。普通に美味しかったです。その後は、ポテサラも追加注文しました。

価格は良心的です。沖縄の地元客をターゲットにしていると思うので、若干ですが価格は低めです。特に日本酒は沖縄までの輸送費を考えると京都よりもコスパは良いかもしれません。

 料理の提供は沖縄時間

全体的にクオリティの高いお店なのですが、気になることもありました。それは料理の提供が遅いこと。最初に注文したおでんは、個人的にはファストフード的なもので、早く提供されると考えていました。でも、料理が提供されたのは、日本酒1杯を飲み終わった後。客も多くなかったのに、なぜそんなに遅いのか。

おでんが提供されるまでにお通しがありましたが、お通しが食べたくてこの店に来ているわけではなく、またお通しに合わせて日本酒を注文したわけでもなく。やっぱり、おでんに合わせて日本酒を飲みたかったわけです。そのあたりの客の心境を理解してくれたら、もっと良いサービスになるのになーと思いました。

今回はひとりで訪れたのでまだ良かったものの、グループで訪れ、複数の料理を注文したら、全ての料理が到着するまでどのくらいの時間がかかるのか心配になります。料理は料理そのものの質はもちろんですが、提供するタイミングも大切ですよね。

沖縄でおでんが食べたくなった時は候補に入れてみてください。

 沖縄 日本酒 青二才(食べログ)※ネット予約可

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

Related Articles

特集記事

TOP