UR賃貸住宅を利用するメリットとデメリット

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2022年にこのブログで公開した下の記事がとても人気で、毎年アクセス数が伸びています。それだけUR賃貸住宅(以下UR)に興味を持つ人が多いのでしょう。

しかし、この記事でも紹介したように、URは一般賃貸と比較してデメリットも複数あります。皆さんはCMのイメージが強く、利用の敷居が低いように捉えますが、実は一般賃貸よりも厳しい部分もあります。そこで、今回はURのメリットとデメリットを簡単にまとめました。

この情報を把握した上で、実際にURの店舗に訪れた方がスタッフの話も理解しやすいでしょう。

UR賃貸住宅を利用するメリットとデメリット

 メリット

初期費用が安い 礼金や仲介手数料が不要な場合が多く、初期費用を抑えることができます。
更新料が不要 民間の賃貸のように、更新時に高額な更新料を支払う必要がありません。
保証人が不要 保証人を用意する必要がないため、一人暮らしの方や保証人を立てるのが難しい方でも契約しやすいです。
部屋が広い 民間の賃貸と比較して、部屋が比較的広い傾向にあります。
敷地が広い 団地など、敷地が広い物件が多く、緑も多く確保されていることがあります。
設備が充実している オートロック、エレベーター、駐車場など、設備が整っている物件が多いです。
コミュニティが形成されやすい 大規模な団地などでは、住民同士の交流が生まれやすい環境です。

 デメリット

家賃が高い 部屋が広い分、家賃は高めに設定されている傾向にあります。
古い物件が多い 建物の老朽化が進んでいる物件も少なくありません。
人気が高く、空室が出にくい 人気があるため、希望の物件をすぐに借りられない可能性があります。
審査が厳しい 民間の賃貸と比較して、審査が厳しく、収入や職業などが問われることがあります。
自由度が低い 民間の賃貸と比較して、リフォームやペットの飼育など、自由度が低い場合があります。

ご自身の希望と照らし合わせてみて、メリットよりもデメリットの方が多いと考えるなら、URではなく一般賃貸を選ぶほうが後悔しないでしょう。前述したようにURはCMのイメージがとても強く、全ての物件がリノベーションされ、環境が整っているように思えますが、実際は全くそんなことはありません。

実際、私が見学した物件は、昔ながらの団地そのもので、建物内は暗く、独特の匂いが感じられました。また、一般賃貸と比べると、建物内に入居している人の数が多く、不特定多数に囲まれて暮らすことになります。そのような環境に精神的に耐えられるかどうかも選ぶ基準にした方がよいでしょう。

CMで良いイメージを演出するということは、そうしなければいけない理由があるからです。そこを汲み取った上で、URを利用するのかどうか検討しましょう。

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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