昨日は京都コンサートホールで開催された京都市交響楽団の定期演奏会(第694回)へ。聴いた曲は次の2つ。
- ラフマニノフ ピアノ独奏 前奏曲集 作品23から 第4番ニ長調、第2番変ロ長調、第6番変ホ長調、第5番ト長調
- ムソルグスキー(ラベル編)組曲「展覧会の絵」
ピアノ奏者はアンドリュー・フォン・オーエン氏、オーケストラの指揮者はデイビッド・レイランド氏でした。ピアノの独奏を聴いたのは今回が初めての経験で、ピアノだけでこんなに多彩な音が出せるのか、と驚きながら聴いていました。京都市交響楽団の音をまともに聴いたのも今回が初めて。今回の曲だったからなのかもしれませんが、楽器それぞれの音がしっかり聴こえてきて、「この楽器ってこんな音だせるんだ」と感動しました。
今回はチケットを取るのが遅くなり3階席でした。でも、ピアノ奏者側だったこともあり、彼が鍵盤を叩く姿を上から見ることができて、今までにない体験でした。1階の中央が一番良い音が聴けるのですが、席によって音楽の楽しみ方が変わるのは面白いですね。
僕がクラシックのコンサートに行ったと周囲に言うと、結構驚く人が多いのですが、実はしっかり聴き始めたのは最近です。過去にドラクエオーケストラを聴いたことがあり、それが初クラシックではあるのですが、本当のきっかけはApple Musicのクラシック専用アプリが登場したことです。
このアプリはとても優れていて、例えばモーツアルトのある曲を聴く場合、その曲を軸に複数のアーティストの音を聴き比べることができるんです。これによって、同じ楽譜でもアーティストによって奏でる音が違うということが分かります。僕以外にもこのアプリを使っている人は多く、このアプリを使うだけでもApple Musicを契約する価値はあります。
クラシック音楽は敷居が高いと思っている人が多いのですが、このようなアプリが登場したことでもっと身近な音楽になるのではないでしょうか。そして、それをきっかけにして、ぜひ生のクラシックを聴いて欲しいです。生の迫力はやばいです。