Googleマップで飲食店のクチコミを投稿する場合のフォーマット

Googleマップ

国内に限らず、Googleマップのクチコミ情報は多くの人が利用しています。私の場合、初めて行く海外の街ではGoogleマップ無しでは店を選ぶことが難しく、常にクチコミの情報をチェックしています。きっと、日本に訪れる外国人も同じようにクチコミをチェックして店を選んでいるでしょう。

そんな店選びでクチコミを活用する人のためには、価値のある情報を投稿しなければいけません。ただの愚痴だったり、一方的なクレームは閲覧者には何の意味もなく役に立ちません。大切なのは店選びをする時に基準となる情報を提供することです。

では、具体的にどのような情報が必要なのか。今回はGoogleマップに投稿するためのフォーマットをご紹介します。

 1. 料理

  • 注文したメニュー: 具体的に何の料理を食べたか
  • 味の感想: 美味しかった点、物足りなかった点など
  • 見た目: 料理の盛り付けや見た目の感想
  • ボリューム: 量が多かったか、少なかったか

 2. 雰囲気

  • お店の雰囲気: おしゃれ、カジュアル、落ち着いたなど
  • 内装: 店内がどのような雰囲気か
  • 照明: 明るい、暗い、ムーディーなど
  • 音楽: 音楽がかかっていた場合は、どのような音楽か

 3. 接客

  • 接客: 店員の対応は良かったか、悪かったか
  • 待ち時間: 料理が出てくるまでの時間
  • その他: 予約のしやすさ、店員の知識など

 4. その他

  • おすすめポイント: この店の一番の魅力
  • 改善してほしい点: もしあれば、具体的に
  • 誰におすすめしたいか: 家族連れ、友人と、一人など

以上4つの視点でクチコミを投稿すると分かりやすい文章になるでしょう。特に大切なことは、抽象的な表現ではなく、具体的な言葉で表現することです。要は、その店にまだ訪れたことが無い人が読んでも、その店の魅力が伝わるような表現を選ぶことが大切です。投稿した本人しか分からないような情報は他人とっては無価値です。

あとは、主観的な表現ではなく、客観的な表現を意識した方がよいでしょう。単純に、僕はこの店の料理が好きではない、と書くのではなく、A店と比較して塩が効きすぎている、B店よりもボリュームがありコスパが良い、と書いてあるほうが閲覧者は情報を比較しやすいと思います。

 5. 例文

では、具体的にどのような文章を構成すればよいのかご紹介します。

「[店名]で[料理名]をいただきました。[味の感想]がとても美味しく、特に[具体的な部分]が気に入りました。[お店の雰囲気]も[あなたの感想]で、[誰と一緒に行ったか]とゆっくり食事を楽しむことができました。ただ、[改善してほしい点]が少し気になりました。[具体的な理由]です。総合的に見て、[おすすめポイント]なので、[誰におすすめしたいか]にオススメです。」

クチコミは長いと読みにくいので、このくらいの文章量にまとめた方がよいでしょう。また、外国人向けに自動翻訳された際に、表現したいことを維持できるように、正しい日本語を使いましょう。口語調で書くと正しく翻訳されないことがあるので、文語調にしたほうがよいと思います。

そして最後に、最も避けなければいけないことは、飲食店に対して根拠の無い誹謗中傷をクチコミですることです。クチコミは文句を言う場ではありません。文句があるのなら、クチコミではなく店に行った際にその場で言うべきです。後出しは人間性を問われます。自分が間違っていないと思うのなら、堂々と店で文句を言いましょう。飲食店側もその方が嬉しいはずです。

また、「二度と行きません」という文章を入れる人が結構多いのですが、二度と行かないのであれば、わざわざクチコミを書く必要はありません。この文章を入れる意図がわかりません。果たしてこの文章は一体誰に役立つのでしょうか?

以上、飲食店のクチコミを投稿する時のフォーマットをご紹介しました。正しいクチコミを投稿して、世界中の人に役立つ情報を提供しましょう。

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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