【日本酒の本】日本酒がワインを超える日(渡邉 久憲)

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(感想)今まで酒蔵は酒を造ることが仕事であって、酒を売るのは卸や酒販店の役割だと考え、消費者の声を直接聞こうとしませんでした。その結果、独りよがりの酒造りになり酒離れが進んできました。著者は岐阜飛騨の酒蔵の跡継ぎとして、このような酒蔵のスタンスを変え、もっと消費者の近くで酒造りをしようと試み高く評価されています。これからの酒蔵はD2Cがスタンダードになり、その延長線上にグローバル展開があります。美味しい酒を造れば売れる。もうそんな時代はとっくに終わりました。これからは美味しい酒ではなく、売れる酒をどう造るのかが大切だと感じます。

ハイライト

(お客さんのアンケート結果を通して)日本酒の味の向こう側にある家族の団らんとか、日本酒の味の背景にある造り方とか、造り手のいる酒蔵に思いを馳せるとか、そういう日本酒を通した体験そのものを求めているのだなとわかったんです。

人はどんなものに魅力を感じて、商品を買うのか。(中略)私は商品に付随するストーリーだと思っています。人々は商品自体もさることながら、そのストーリーに共感して魅力を感じるものだと思うんです。

出来事そのものに意味はなく、そこに色をつけるのは自分自身です。どんな出来事に遭遇しても「これがヒントになるのではないか」と考えて、自分なりの意味づけをしていけばいい。

渡辺酒造店の3つの経営戦略
  1. 日本酒をエンターテイメントとしてコンテンツ化する
  2. 1を通じたブランディングで直接販売の比率を上げ、高利益率を実現する
  3. グローバルに展開する

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