【パタヤのホテル】静かな夜を過ごしたいなら、The Whisper Hotel

2024年4月10日から4月26日までの16泊17日をタイのパタヤ、チェンマイ、バンコクで過ごしました。今回はソンクラーン中に5泊した「The Whisper Hotel（ウィスパーホテル）」をご紹介します。

そもそも、なぜ2泊したGolden Sea Pattayaからこのホテルに移動したのか。それはソンクラーン中に濡れない時間を増やしたかったことと、静かな夜を過ごしたかったからです。ソンクラーン中は街の至る所で水を掛けられます。また、その騒ぎは深夜まで続き、普段よりも大音量の音楽が長く続きます。

このお祭りを体験するために訪れたのに、わざわざ静かなホテルに移動するなんて、と言われそうですが、それと自分の睡眠とは全く関係がありません。どんな日であろうと睡眠時間はしっかり確保したい。そういう思いもあり、The Whisper Hotelに移動しました。

 ホテルの立地

このホテルは前日まで宿泊していたGolden Sea Pattayaから徒歩10分ほどの場所にあります。ソイブッカオを南に下り、一つ目のセブンイレブンの角を西に入ります。ここからの道路は未舗装で悪路になっているのですぐに分かるでしょう。

初めてこのホテルに向かい人の多くはきっと不安になるでしょう。こんな悪路の先に本当にホテルがあるのか、と。そして、夜にこの道を歩いて移動するのはちょっと怖いかも、と。実際、僕はこんな思いを持ちながらホテルに向かいました。

どのような立地にあるのか、地図を見てみましょう。

このホテルはソイブッカオとセカンドロードの間にあり、セカンドロードには直結していません。セカンドロードから楕円を描くように伸びているSai Song15という通りが近くにあります。この通りにはコンドミニアムやアパートが多く、飲食店や夜の店はあまり多くありません。だから、ソイブッカオのような騒がしさがありません。

また、ホテル前の道路が悪路ということもあり、通る車が少ないです。このホテルを選んだ一番の理由はこれです。通る車が少ないので、ソンクラーン中であっても水かけは行われないだろうと思いました（実際、この通りで水を掛けられた記憶はありません）。

そして、夜の雰囲気は確かに一人で歩くのは少し怖いです。何度かセブンイレブンに行くために歩きましたが、野犬も歩いていて怖い思いをしたことも。ホテルの周辺にはセブンイレブンが3つありますが、一番近いのはSai Song15にあります（チェックアウト前日に気づきました）。ホテルからSai Song15に出て左（南）に行くとセブンイレブンが見つかります。この通りは舗装されていて、それなりに人も多いので安心です。

 部屋の内装と設備

バルコニーからの眺め

今回宿泊した部屋はデラックス ダブルルームで、4階にありました。Booking.comのクチコミに書かれているように、このホテルは建物全体だけでなく、室内もとてもキレイで広々としています。特にバルコニーは奥行きがあるため、脚を伸ばしてくつろげます。

また、シャワールームも扉で閉まるようになっているので、周囲に水が飛散ることがありません。日本人からすると、当たり前のことのように感じますが、タイのホテルは意外とそうではないのです。

唯一、気になったのはWi-Fiの弱さ。接続にはパスワード認証が必要なのですが、切断が多く、その度にパスワードの入力が必要になります。そして、利用者が増える夜になると速度が急激に落ちます。だから、夜だけはスマホのテザリングを使ってネット接続していました。

 プールは屋上に

屋上プールも混雑なしでのんびりできる

このホテルは屋上にプールがあります。ビーチチェアの数はそれほど多くはないのですが、それが全て埋まる日はありませんでした。たまたま客層が良かったのが、騒ぐ人もいなくて、のんびりとした時間を過ごせました。

屋上にあるので、プールからの眺めも良かったですよ。

宿泊料金

5泊で7500バーツ、日本円で約31,300円でした。Golden Sea Pattayaよりは少し高く、1泊6000円ほど必要ですが、この金額であれば常宿にしても良いかなと思えます。

チェックインの際にデポジットを払う必要はありません。

 総評

パタヤに訪れる人の多くはナイトライフを目的にしているケースが多いと思いますが、中にはそうではなく、普段の延長として、静かな夜を過ごしたい人もいると思います。遊びよりも睡眠を大切にして、夜はぐっすりと寝て、また翌日から充実した時間を過ごしたい。そんな人におすすめのホテルです。

きっと、同じような目的でこのホテルに泊まっている人が多いのでしょう。ホテルで騒いでいる客も見かけませんでしたし、隣の部屋の音が気になることもありませんでした。

イマイチな立地だからこそ、この環境が確保できるのだと思います。

 ホテル概要