旅好きの皆さんに新しい移動の手段が誕生します。それがHondaJetシェアサービスです。まるでカーシェアするような気軽な感覚で飛行機をシェアするサービス。当面は法人向けの運用となりますが、今後は個人利用も見据えているようです。もしご自身で会社を経営しているのなら、公式ページから問い合わせてみてはいかがでしょうか。
どのような利用ニーズがあるのか
羽田や伊丹、名古屋など大都市と地方空港の移動であれば従来の航空機を利用すれば何の問題もありません。しかし、現在の国内航空は地方空港同士を結ぶ路線は充実していません。だから、一旦地方から大都市の空港に戻り、またそこから別の地方空港に移動する、というようなことが必要です。
HondaJetのシェアサービスを使えば、地方と地方を直接結ぶことができるので、特にビジネスシーンにおいては無駄な時間を省くことができます。また、地方医療においては患者を早急に他の都市へ移動させることもできます。もちろん、旅行で利用することもできるでしょう。
サービス利用可能な空港は?
HondaJetの航続距離は2,661kmです。この航続距離であれば、例えば羽田発の場合、海外であれば東アジアと東南アジアのほとんどの都市をカバーします。また、グアムやサイパンにも行くことができます。ただし、当面の間は国内空港に限った運用を行うようです。将来的には国際移動も視野に入れています。
それでは国内でこのサービスが利用できる空港はどれくらいあるのでしょうか。国内の場合は60前後の空港が利用可能ということです。日本の主な空港は約80か所ですので、そのほとんどをカバーしていると言えるでしょう。
利用料金はどのくらい?
当面の間は法人利用のみということで、固定された料金は発表されていません。取引内容と利用頻度に応じて個別の料金が提示されるはずです。ただし、年会費は設定されていないようです。
一般的なビジネスジェットを利用する場合、東京‐大阪間であれば片道60〜120万円が必要と言われています。この料金にはチャーター料金、燃料費、空港使用料、着陸料、乗務員費用等が含まれます。ちなみに東京‐ニューヨク間であれば約3000万〜6000万円が相場になるようです。
HondaJetの場合は通常のビジネスジェットのチャーター料金よりも安く設定されるはずです。そうしなければ、既存のサービスと競合するからです。また、ビジネスジェットを普通に使える乗り物に変えていく、というサービスコンセプトに合いません。
きっと、個人に開放された時には、個人でも利用しやすい料金が設定されるはずです。といっても、学生や一般の会社員が気軽に使える料金にはならないでしょう。
以上、2024年6月から始まったHondaJetシェアサービスをご紹介しました。利用したい場合は、個人利用が開始するまでにお金を増やしておきましょう。きっと、新しい旅の体験が得られるでしょう。