最近、各地域で実施されている宿泊割を利用して京都市内のホテルに宿泊しました。今回泊まったホテルは「TUNE STAY KYOTO」。このホテルの特徴は主に2つあります。ひとつはブックホテルであること。もうひとつはクラフトジンバーが併設されていることです。僕は読書が好きでお酒も毎日飲むため、まるで自分のためのあるようなホテルだと感じ予約しました。
読書とクラフトジンを楽しむホテル
このホテルには京都に関する書籍が約2,500冊揃っています。宿泊者であればこれらの書籍を自由に読むことができます。また、気に入った本が見つかれば購入することもできます。読書好きの間では全国のブックホテルに関して話題に上がることがありますが、今まで京都にはブックホテルがありませんでした。そういう意味でこのホテルは読書好きが京都に訪れる新たな理由にもなりますよね。
クラフトジンバーでは約20種類の国内外のクラフトジンの中から3種類を選んでテイスティングすることができます。また、ジンだけでなくトニックやガーニッシュ(フルーツやハーブなどの付け合わせ)も選ぶことができます。その組み合わせは多様なので飽きることなく何度でも注文することができます。実際、僕はテイスティングを2回、それに加え、テイスティングで気に入ったジンを使ってジントニックを作ってもらいました。
共有スペースが充実
正直に言って、部屋自体はそれほど居心地が良いわけではありません。金銭的に余裕のある人が長期滞在するためのリゾートホテルとは反対に、出来るだけ安く長期滞在する人を対象にした造りになっています。良く言えば無駄がなくコンパクトにまとまっている部屋です。ネガティブに捉えれば、部屋に長時間滞在するには適していないと感じます。
部屋に無駄がない分、共有スペースが充実しています。ホテルの地下には共有スペースとして24時間開放されているラウンジや共有キッチン、共有バスルーム(各部屋にはシャワーしかありません)があります。日中は宿泊者の多くがこれら共有スペースで過ごします。ほとんどの人がパソコンを開いているので、テレワークやワーケーションで利用しているのではないでしょうか。長期滞在者らしく使う席も決まっているようで、各々が自分の空間を見つけてリラックスして過ごしているようでした。
夕食はホテル周辺の飲食店で取る予定だったのですが、クラフトジンバーが居心地が良すぎて、結局18時頃から22時頃までずっとバーに座ってクラフトジンを楽しみました。最初はひとりでスタッフとの会話を楽しみ、後半は途中から隣に座った女性との会話を楽しみました。彼女は名古屋から仕事で京都に来て、1週間ほどこのホテルに泊まっているようでした。そんな京都以外から来た人にとって、ホテルの中に素敵なバーがあるのは有り難いようです。土地勘の無いところで飲む場所をひとりで探すのは気が引けますので。
読書好き、クラフトジンが好きな方におすすめしたい京都のホテルです。