SAKE DIPLOMA二次試験に向け、受験者の皆さんは試行錯誤しながらテイスティングの勉強を行っていることと思います。この試験のテイスティングの中心は当然ながら日本酒なのですが、それ以外に焼酎も1種類だけ出題されます。一次試験を受けた方はお分かりだと思いますが、二次試験に関しても焼酎だからといって手を抜くと予期しない結果になることがあります。だから、日本酒のテイスティングに飽きてしまったり、気分転換したくなった時に焼酎のテイスティングを行いましょう。
焼酎テイスティングの出題形式
2017年度、2018年度の試験において、焼酎のテイスティング本数は1種類だけでした。おそらく2019年度もこの傾向は変わらず1種類の出題になると考えられます。ではどのような形式で出題されるのでしょうか。日本酒に関しては外観・香り・味わい・特定名称を選択する必要がありますが、焼酎に関してはテイスティング用語を選択する必要はありません。もしかしたら2019年度は変わるかもしれませんが、二次試験も教本に基づいて行われますので、その可能性はかなり低いでしょう。
焼酎のテイスティングは用語を選ぶのではなく、種類を選択する形式です。種類とは芋・麦・黒糖・泡盛などです。過去2回の試験においては芋が出題されました。教本も芋メインで扱っていますので2019年度も芋が出る可能性が高いのですが、念のため麦、黒糖、泡盛も試飲しておきましょう。
焼酎のテイスティング方法
では、どのような焼酎を選んでテイスティングの勉強をおこなえばよいのでしょうか。これは私が実際に行ったことですが、コンビニで販売されている200ml前後のペットボトルで十分です。価格は一本200円程度でしょうか。おそらく芋と麦、泡盛はコンビニで手に入れることができると思います。問題は黒糖焼酎です。黒糖焼酎に関してはペットボトル商品そのものが少ないため瓶の商品を買う必要があります。
といってもそんなに高い商品を購入する必要はなく、Amazonや楽天市場で「黒糖焼酎」と検索し、価格が安い順に並び替えて安いものを購入すれば問題ないでしょう。もしくは量販店のセールで売られている商品でもよいと思います。皆さんご存知のように黒糖焼酎は奄美諸島でのみ製造を認められている商品ですので、どれもそれなりに品質は高いと思いますよ。
以上が焼酎のテイスティングに関するアドバイスです。焼酎は本番でも原酒の状態で提供されます。がっつり口に含むとその後は日本酒の味が分からなくなりますので、勉強でも本番でも必ず最後に行ってください。