2019年度SAKE DIPLOMA一次試験の期限は8月30日までですので、多くの方はお盆休み前後に試験日を設定する方が多いと思います。まだまだ時間はありますので諦めずに最後まで粘って一次試験合格を勝ち取りましょう。一次試験さえ合格すれば仮に今年度の二次試験が不合格でも来年以降2年間は二次試験から挑戦できます。僕はそんなに勉強したくないので一発合格を目指して必死に勉強しましたけど。
今回は二次試験に向けた普段の食生活に関する記事をお届けします。多くの方がテイスティング練習用の日本酒を買ってきて自宅で勉強したり、仲間とブラインドテイスティングをしていると思いますが、二次試験本番までは外食で日本酒を飲む時も試験を意識して飲むことをオススメします。その時のポイントは3つあります。
外食で日本酒を飲む時のポイント
① 特定名称を意識して注文・嗜む
例えば外食するお店に複数の日本酒が置いてある場合は、純米酒(速醸)、純米酒(生酛)、純米酒(山廃)、吟醸酒、本醸造の5種類を組み合わせて注文しましょう。可能であれば酒米は山田錦か五百万石を使用し、無濾過・生酒・原酒ではない日本酒を選びましょう。普段の注文はお店のオススメに従っている場合が多いと思いますが、試験前は自分で銘柄を選び、選んだお酒を評価する癖を身に付けておくほうがよいでしょう。
② テイスティングシートを持参する
外食で日本酒を評価しても頭でテイスティング用語を思い浮かべるだけでは良いトレーニングにはなりません。自分で感じたことを試験本番で使用するテイスティング用語に変換することが大切です。そのためにはテイスティングシートが必要です。しかし、A4サイズのテイスティングシートを何枚も持っていくは面倒ですし邪魔ですよね。でも試験前だけは我慢して持っていきましょう。縮小サイズでもOKだと思います。
③ ワイングラスで飲むorマイグラスを持参する
外食するお店がワイングラスを揃えている場合は日本酒グラスではなくワイングラスを使って飲みましょう。通常の日本酒グラスで香りを感じ取るのはかなり難しいためです。「ワイングラスでお願いします」と注文すれば、断る店はないと思いますよ。もしお店にワイングラスがない場合はマイグラスを持参しましょう。これも「勉強のために」とい伝えれば問題ないと思います。僕はリーデル社の大吟醸グラスをいつも持参しています。ケースも付いているのでバッグに入れても割る心配がありません。また、お花見や日本酒会など試験勉強以外でも活躍しているのでオススメです。
以上3点が外食先で二次試験の勉強をするポイントです。二次試験までは日本酒のテイスティングに関して、常に高い意識を持って過ごす方が良いのではないでしょうか。