SAKE DIPLOMAの二次試験に向けてどのような方法でテイスティングの勉強をされていますか?特に一人暮らしの場合、ブラインドでテイスティングするのはなかなか難しいものです。僕も一人暮らしですので最初はブラインドテイスティングする方法で悩みました。今回は一人暮らしでテイスティングの勉強をしている方に向けて、ひとりでもできるブラインドテイスティングの方法をお伝えします。
① まず最初に必要となる日本酒を用意します
NANAME KIKAKUではSAKE DIPLOMA二次試験の勉強に5種類の日本酒を用意することを薦めています。その5種類の日本酒とは次の5つです。
- 純米酒(速醸)
- 純米酒(生酛)
- 純米酒(山廃)
- 吟醸酒or大吟醸酒
- 本醸造酒
銘柄に関して特に指定はしませんが、出来るだけシンプルな味わいが特徴の日本酒を選びましょう。当然ながら無濾過生原酒のような個性の強い日本酒は選ばないでください。簡単に言ってしまえば、普段飲まないような日本酒を選びましょう。
② 500mlのペットボトルを5本用意します
日本酒を瓶に入ったまま使用すると、その瓶のデザインや形状だけで銘柄が分かってしまいます。それではブラインドテイスティングにはなりませんので、瓶から何か他の容器に移しましょう。僕が使用したのは一般的な500mlのペットボトルです。これであれば5本用意することは簡単です。
用意するペットボトルは同じ形状・色のもので揃えましょう。セブンイレブンなどコンビニのPB商品などがおすすめです。そしてラベルを剥ぎ取りましょう。これで容器において差を設けることができなくなりました。
用意したペットボトルにそれぞれの日本酒を同じ量だけ注ぎましょう。ただし、この状態だとどのペットボトルにどのお酒が入っているのか分からないので、ペットボトルの底に簡単なマークを入れましょう。例えば吟醸酒ならG、速醸純米ならS、生酛ならKと行った具合です。
③ 目を閉じてテイスティングする日本酒を選びましょう
僕の場合、寝る前に必ず2種類の日本酒の比較テイスティングを行っていました。その2種類のお酒は用意した5本のペットボトルからランダムに選択します。目を開けた状態で選ぶと色合いなどで銘柄が分かる可能性が高いので、目を閉じた状態でテイスティングする日本酒を選びましょう。「今日はコレとコレ!」という感じ。
テイスティングして、チェックシートへのチェックが終わったらペットボトルの底を見て特定名称やタイプを確認しましょう。特定名称やタイプが分かったらチェックシートの回答が合っているか答え合わせしましょう。
このようなテイスティングを継続して続けることが大切です。継続していると香りだけで「これは生酛だ!」と分かるようになります。実際、本番でも香りだけで特定名称やタイプが分かるようなるはずです。それでは皆さん、二次試験に向けて勉強頑張ってください!