島根県のオリジナル新酒米「縁の舞」が本格栽培開始

島根県と言えば、僕が大好きな日本酒「王祿」を製造する王祿酒造があります。その他、「月山」や「十旭日」「玉櫻」など日本酒好きなら知っている銘柄がたくさんあります。そんな島根県が今年から県オリジナル酒米「縁(えにし)の舞」の本格栽培を開始しました。

従来、島根県では五百万石の作付面積が最も大きく、また県内で生産されている山田錦を使った酒造りを行ってきました。ただ、これらの酒米は場所によっては生育環境が合わないこともあり、より生産しやすい酒米が望まれていました。そこで島根県は2004年から大吟醸から純米酒まで幅広く使える新しい酒米の開発の研究に取り組みました。

この酒米は母方に山田錦、父方に01-66という県独自の品種をかけ合わせて育成されました。そして、2018年に品種登録を出願し、2019年に「縁の舞」という名称に決まりました。

縁の舞の特性として収穫量の多さが挙げられます。10アール当たりの収穫量は山田錦よりも約10%多く、山田錦よりも収穫時期が早い早生品種であるため、寒くなる時期が早い県内の中山間地でも栽培できることが魅力です。これだけ聞くと、まるで収穫量重視の酒米だと思われます。しかし、味わいにも一定の評価があり、2004年に品種登録された佐香錦に比べると、まろやかで味わいが良く、大吟醸クラスの酒造りにも対応しているようです。

すでに一部の酒蔵ではこの酒米を使った日本酒を販売しています。楽天市場では見つかりませんでしたので、Google等で検索することをおすすめします。新型コロナウイルス感染拡大により酒米生産者は厳しい状況に立たされていますが、将来の日本酒市場のためにこのような取り組みは応援していきたいですね。

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