昨日は日本ソムリエ協会が京都で主催する例会セミナーに参加しました。今回のテーマは「酒米四大品種を知り、日本酒の味わいの幅を探求する」。酒米に関する講義と、四大品種である山田錦、五百万石、美山錦、雄町を使った日本酒6種をテイスティングしました。
講義に関してはほとんどの内容がSAKE DIPLOMAの教本に書かれていることだったので、資格保有者であればかなり退屈だったのではないでしょうか。ボクも前半の1時間はとても退屈で、ずっと日経電子版を読んでいました(すみません)。
テイスティングでは次の6種類の日本酒をテイスティングしました。
- 大七 からくち生酛 本醸造(五百万石)
- 久保田 碧寿(五百万石)
- 谷川岳 純米大吟醸(美山錦)
- 龍勢 無垢の系譜 Special Edition(雄町)
- 櫻正宗 協会1号酵母 本醸造(山田錦)
- 五凛 純米大吟醸(山田錦)
全体的に酒米や酒母の特徴がしっかり出ているので判別しやすかったです。一番印象が強かったのは4番目の雄町ですね。他の酒と比べると非常にパワフルで、やんちゃ感が半端なかったです。でも、これが純米ではなく本醸造にしているので、うまくまとまっていました。やっぱり本醸造、美味しいですね。
テイスティングの方法として参考になったのは、まずは配られたテクニカルシート(酒のスペックが記載されているシート)を見て味や香りなど酒質をイメージすること。そして、その後に答え合わせとして実際にテイスティング。この方法を実践するためには、酒米や酒母、酵母等の知識が必要で、まさにSAKE DIPLOMA保有者にぴったりの方法ではないかと感じました。
話は変わりますが、今回の講師はSAKE DIPLOMAのテキスト制作にも関わっているようで、話を聴いた感じだと結構大きめな改訂があるような。教材を作る立場としては負担が増えそうですが。
今年も積極的に例会セミナーに参加しようと思います。