【SAKE DIPLOMA】フォアグラのテリーヌってどんな料理?

SAKE DIPLOMA

SAKE DIPLOMA試験の勉強をする時に覚えなくてはいけないのが日本酒と料理の相性。教本には多数の料理が掲載されていますが、その多くは食べたことがないもの。特に世界の料理の中には料理名だけではどのような料理なのかイメージできない人も多いでしょう。ただ暗記するだけであれば、わざわざ料理の内容を知る必要はないのかもしれません。でも、せっかくの機会なのでどんな料理なんか知ってもよいのでは。

そこで、このシリーズではSAKE DIPLOMAの教本に掲載されている料理に関する情報を提供します。ベタな料理も選びますがご了承ください。

 フォアグラのテリーヌとは

フォアグラのテリーヌはフランス料理で人気の高い一品で、フォアグラ(鴨やガチョウの肝臓)を主役にした贅沢な料理です。テリーヌという言葉はフランス語で「陶器」を意味する言葉ですが、料理の世界では食材を型に入れて冷やし固めた料理全般を指すようになりました。フォアグラだけでなく、魚介や野菜など様々な食材でテリーヌを作ることができます。

 フォアグラのテリーヌの特徴

フォアグラは濃厚でリッチな味わいが特徴です。テリーヌにすることでその美味しさが凝縮され、口の中でとろけるような食感を楽しめます。また、様々なアレンジが可能なことも特徴のひとつです。例えば、トリュフやフルーツ、ハーブなどを加えることで風味豊かなテリーヌを作ることができます。フォアグラは高級食材のため、この料理は特別な日の食事や、おもてなし料理として人気があります。

 フォアグラのテリーヌの作り方

  1. 生のフォアグラを塩漬けにして余分な水分を抜いたり、血合いを取り除いたりします(下処理)
  2. フォアグラを細かく刻み、他の食材(例えば、パテ、卵、生クリームなど)と混ぜ合わせます
  3. 混ぜ合わせた材料を型にしっかりと詰めます
  4. 冷蔵庫でゆっくりと冷やし固めます

 フォアグラのテリーヌの食べ方

スライスしてそのまま食べるとフォアグラ本来の濃厚な味わいを楽しみますが、レストランではバゲットやトーストに乗せて、オープンサンドとしていただくことが多いでしょう。合わせるお酒は日本酒でもよいのですが、やはり赤ワインとの相性が抜群です。特にフルボディの赤ワインがよく合います。

 フォアグラのテリーヌの選び方

デパートやスーパー、デリ等でこの料理を選ぶ時は、次の点に留意しましょう。

  • 鴨のフォアグラとガチョウのフォアグラでは、風味や食感に違いがあります。鴨のフォアグラはガチョウのフォアグラに比べてより濃厚でコクのある味わいが特徴です。ガチョウのフォアグラはあっさりとした風味で、より上品な味わいが楽しめます
  • 添加物が少ないものを選ぶと、より自然な味わいを楽しめます
  • 自家製のものは手作りならではの温かみを感じられます

 フォアグラの栄養価

フォアグラは高品質なタンパク質、ビタミンA、鉄分などを豊富に含んでいます。特にビタミンAは視力維持や免疫力向上に不可欠な栄養素です。また、成長や筋肉維持に不可欠なタンパク質を豊富に摂取できます。

一方で悪影響もあります。フォアグラは高カロリーで特に脂質を多く含みます。過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。また、コレステロールも多く含まれています。高コレステロール血症の人は注意が必要です。

 フォアグラのテリーヌと日本酒の相性

教本には「貴醸酒を12〜14℃で味わう」と記載されています。貴醸酒以外では純米吟醸酒と古酒が合うと言われています。純米吟醸酒は華やかな香りと洗練された旨味が、フォアグラの濃厚さを引き立てます。長い年月をかけて熟成された古酒はフォアグラの旨味と見事に調和します。

冷蔵庫から出したばかりの冷たいテリーヌには冷酒が良く合います。少し温めたフォアグラには常温の日本酒がおすすめです。要は料理の温度と日本酒の温度を合わせることで相性がさらに良くなります。

 楽天市場で高評価のフォアグラのテリーヌ

レストランではなく、自宅でこの料理を楽しみたい人に向けて、楽天市場で高評価を獲得している商品をご紹介します。自宅にストックしているワインや日本酒との相性を試してみてください。


フォアグラ入り鶏1羽まるごとテリーヌ

福食商店 3種セット 国内生産

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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