Kura Master日本酒コンクール 2023の受賞酒と購入場所

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Kura Master運営委員会は2023年5月22日にフランス・パリにて開催された「Kura Master 日本酒コンクール 2023」の結果を発表致しました。

Kura Masterは日本酒の品質を評価し、その魅力を広めることを目的とした国際的なコンクールです。日本国内外の著名な日本酒の酒蔵が参加し、審査員によって数々の日本酒が評価されます。コンクールでは、日本酒の品質や味わい、風味、香りなどが評価されます。審査員は専門家やソムリエ、日本酒愛好家など、日本酒に関する豊富な知識を持つ人々から構成されます。

それでは早速ですが、今年の日本酒コンクール受賞酒をご紹介しましょう。

Kura Master日本酒コンクール 2023の受賞酒

商品名をクリックすると購入先が開きます。

純米酒部門 國盛  純米吟醸 半田郷  1801(中埜酒造)
純米大吟醸酒部門 玉柏 純米大吟醸(山田商店)
サケ スパークリング部門 出羽鶴  明日へ(出羽鶴酒造)
クラシック酛部門 朔 03(富久錦)
古酒部門 超特撰白雪江戸元禄の酒(復刻酒)長期熟成古酒(小西酒造)
アリアンス ガストロノミー賞 萬歳楽 加賀梅酒(小堀酒造店)
  • クラシック酛部門は酒母を菩提酛、水酛、生酛、山廃酛で仕込んだ商品が対象
  • 古酒部門は3年以上の古酒、長期熟成酒が対象で、熟成期間の半分以上を10℃以上(室温)で貯蔵したもの
  • アリアンス ガストロノミー賞は昨年から設けられたもので、今年は梅酒とパティスリーとのペアリングを審査しました。その審査では1958 年からミシュランの星を取り続けているリヨンの名店「ポール・ボキューズ」 のシェフパティシエであるブノワ・シャルヴェ氏が特別審査員を務めました
Kura Masterの対象となる日本酒

基本的にKura Masterは酒蔵がエントリー費用を支払い、自社の商品を出品する自薦です。つまり、この賞は全ての日本酒のNo.1ではなく、あくまでも自薦で出品した酒が対象になることを認識しましょう。中には「なぜこの日本酒が選ばれたのか理由がわからない」と思う人もいるでしょう。でも、それはこのような事情があるからです。

ちなみに、この賞ではどのような日本酒でも出品できるわけではありません。制約があり、生酒は出品することができません。したがって、飲食店で飲むような日本酒はあまり含まれていないと思われます。

引用:Kura Master公式サイト

Kura Masterをはじめ、最近は日本酒に関連するさまざまな審査が実施されています。ただし、多くの審査(賞)は酒蔵がお金を払って出品しているという事情を知っておくことも日本酒ファンとして大切です。

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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