静岡県産の酒米にこだわり続ける日本酒酒蔵「花の舞酒造」

酒蔵関連情報

花の舞酒造は静岡県浜松市の北部にある浜北区にあります。1864年(元治1年)に創業し、150年以上にわたり現在の地で酒造りを続けてきました。近くには南アルプス山系の天竜川が流れ、酒の仕込み水として使う上質な天然水が湧き出ています。

そんな花の舞酒造の一番のこだわりは全商品に静岡県産米を使うこと。「地酒」と名乗るには地元の素材を使うことを当然と考え、山田錦でさえも兵庫県産ではなく静岡県産にこだわっています。1998年には県内で山田錦を本格生産するために「静岡山田錦研究会」を立ち上げました。その結果、静岡県産山田錦の質が上がり、日本酒の酒質も向上して県外からも高い評価を得ました。

そんなこだわりの強い同社ですが、昨今の日本酒の国内需要の減少には苦労しています。しかし、手をこまねいているわけではなく、新しい取り組みを始めています。それが若年層や女性など日本酒の消費が比較的少なかった層をターゲットにした商品の開発です。

その代表が2019年に発売した「アビス」シリーズで、ワイン酵母を使い、白ワインのようなフルーティーさを表現しています。中でも「アビス スパークリング」の評価は高く、2022年度のKura Masterでは日本酒コンクール金賞を獲得しました。

その後も「実 プレミアム メロンスパークリング」や「フルーツスパークリング実 きらび香」などフルーツを使った発泡酒の開発に注力しています。静岡県はメロンやイチゴなど果物の生産も盛んなので、地元の果物を活かした商品の開発を進めているのでしょう。今後、どのような果物を使った商品が出来るのか楽しみです。

同社の商品は公式オンラインストアでも購入できます。興味のある方はぜひ自宅で味わってみてください。

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