昨晩は京都と滋賀の経営者仲間5名でお泊り懇親会を開きました。新型コロナの影響により京都の宿は廃業が相次いでいます。そのような状況下で頑張って営業を続けている宿を少しでも支援しようと思って企画しました。今回利用した宿は京都・東本願寺の向かい側にある「京の宿 北海館・お花坊」。楽天トラベルやGoogle等、多くのメディアにおいて高評価を獲得している宿です。
この宿を初めて利用したのは約10年前。母の誕生日にこの宿でお祝いしました。その時の対応が素晴らしくて、いつかまた訪れたいと思っていたのです。まず誰もが感じると思いますが、女将が可愛らしい。人を和ませ心地よくさせるサービスとは彼女が行うようなことなのだと思います。正直、京都にあるどんな高級ホテルのスタッフよりも優れていると感じます。
建物の規模は大きくなくて、ちょうどよい大きさです。規模が小さいから部屋数も少なく、のんびり過ごすことができます。まさにスモールラグジュアリーを感じることができる宿。内装は清潔感があり明るく、宿名にも入っているように、建物の所々にお花が飾られています。部屋名もお花にちなんだものばかり。
そして料理が素晴らしい。この宿に泊まる時は必ず2食付きにしてください。この宿泊費でこんな料理を食べていいの!?と感じるほどコスパが良い。これだけの料理を外食で堪能しようとすれば、かなりの出費になるのではないでしょうか。食事は部屋食ではなく別の広間でいただくことになりますが、他の宿泊客と顔を合わせることはありません。
いただいた料理は京会席だったのですが、鱧を使った料理が多く、特に鱧のしゃぶしゃぶが最高に美味しかったです。あとは近江牛がたっぷり入ったお鍋も美味。今回は特別に日本酒を3本持ち込みさせていただいたのですが(通常は持ち込み料金がかかります)、日本酒との相性もよく、短時間で空いてしまいました。
料理が終わり、お風呂に入った後は、部屋に戻りビールで乾杯。冷蔵庫のビールは飲み尽くしました。それぞれが抱える経営課題を相談しあったり、業界の裏話を聞いたり、寝るまで楽しく充実した時間を過ごしました。経営者は社内に相談する相手が少なく孤独になることあるので、こういった機会は大切だと感じます。
翌朝、朝6時20分に東本願寺の鐘の音が響きます。朝食は7時から。朝からこのボリュームかよ!と思うほどの量です。中でも湯豆腐と出来たてアツアツのだし巻き卵が美味しかったです。昨日のお酒が少し残っていて食べきれるか不安だったのですが、全ていただきました。
10月1日から東京もGotoトラベルが始まります。京都に来られる方も多いと思いますが、無機質なビジネスホテルに泊まるよりは、この宿のように京都を感じられる旅館に泊まってほしい。そしてぜひ女将のサービスを体験してください。きっとこの宿のファンになると思います。