福井県の酒蔵・一本義久保本店がブランドを一新し、新しくなった4銘柄を発売

蔵元紹介

福井県勝山市にある酒蔵・一本義久保本店は、2021年で120回目(1902年創業)の酒造りになります。これを記念して、10月1日に主力ブランドである「一本義」を一新し、新しくなった4銘柄を発売します。今回のブランド一新によって何が変わったのでしょうか。簡単にポイントをご紹介します。

 一本義リブランディングのポイント
  • 4銘柄全てに福井県発祥の希少酒米品種「越の雫」を中核に据える
  • それにより「みずみずしい辛口酒」を追求する
  • 普通酒に使用する醸造アルコールの一部に福井県産米を使用した自社製造米アルコールを使用
  • 福井県の食材である越前ガニや塩ウニなど塩味食材との相性を高める

今回のリブランディングの中核となる酒米「越の雫」に関してご説明します。越の雫は約20年の開発期間を経て2003年に登場した奥越前固有の希少な酒米品種です。硬質でクセがあるため、繊細な取り扱いが求められますが、その扱いを見極めると、上品で爽やかな酸味と共に、みずみずしい口中感を醸し出すことが特徴です。

 新たな4銘柄とは

それでは新しく登場した4銘柄をご紹介しましょう。全て一本義の公式オンラインストアにて購入することが可能です。興味のある方はそちらで詳しい情報をご確認ください。

一本義 辛口クラシック
  • 普通酒
  • 使用米:(麹米)越の雫、(掛米)越の雫と福井県産米
一本義 生貯蔵酒
  • 普通酒
  • 使用米:(麹米)越の雫、(掛米)越の雫と福井県産米
一本義 辛口純米酒
  • 純米酒
  • 使用米:(麹米)越の雫、(掛米)越の雫と福井県産米
一本義 辛爽系純米吟醸
  • 純米吟醸酒
  • 使用米:(麹米)越の雫、(掛米)越の雫

2022年春には酒米「さかほまれ」を使用した大吟醸酒など高価格帯の商品を発売する予定です。

一本義公式オンラインショップを見る

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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