【第0回SAKE DIPLOMA模試2022】結果と所感

SAKE DIPLOMA

NANAME KIKAKUでは2022年2月17日から2月20日において、第0回SAKE DIPLOMA模試を実施しました。今回は過去4回の試験の中から特に頻出度の高い設問と、2021年度の出題傾向を取り入れた設問で構成しました。平均点は50点満点中29.8点(最高点46点)となりました。

 誤答の多かった設問
  • 1900年代初頭、甘藷(芋)焼酎の品質向上に役立った麹の種類を1つ選びなさい(正答率33%)
  • アーリオオーリオ、塩味のパスタに合う焼酎を1つ選びなさい(正答率33%)
  • 山田錦と命名される前の系統名を1つ選びなさい(正答率33%)
  • 酒母造り1日目において、蒸米を潰すことなく糖化を促進する方法を1つ選びなさい(正答率16%)
  • 新しいきょうかい酵母であるNo.28とNo.77に共通する主成分を1つ選びなさい(正答率33%)
  • 生酛系酒母の純米酒に合う料理を1つ選びなさい(正答率16%)
  • 青森県に関する説明として適当なものを1つ選びなさい(正答率16%)
  • 日本酒の歴史において、温度計が普及した時代を1つ選びなさい(正答率16%)
  • 白カビ・ソフトタイプのチーズに合う日本酒を1つ選びなさい(正答率33%)
  • 伏見の御香水を命名した人物を1つ選びなさい(正答率16%)
  • 兵庫県・特A地区の吉川町にある集落を1つ選びなさい(正答率16%)
  • 菩提酛について記されている書物を1つ選びなさい(正答率16%)
 所感

日本酒の製造方法など基礎問題に関しては正答率が高くなりました。これはきき酒師など他の日本酒資格を保有していたり、日本酒に関連する仕事をしている受験者が多いからだと考えられます。その一方で、細かな酵母に関する設問や料理とのペアリング、焼酎に関する設問に関しては正答率が下がりました。本格的に試験勉強を始める前ということもあり、今回の模試によって身に付けている日本酒の知識と、試験で問われる知識の差を実感した受験者が多かったのではないでしょうか。

次回以降の模試はNANAME KIKAKUの教材を購入した方だけを対象に実施します。受験費用はワンコイン程度に抑える予定ですので、受験希望の方は教材を購入の上お申し込みください。

Yasuyuki Ito

Yasuyuki Ito

京都市在住。 日本ソムリエ協会認定SAKE DIPLOMA(2018年度合格/No.2153)、SAKE検定認定講師。(社)日本ソムリエ協会正会員(No.29546)。大学卒業後は(株)マイナビに入社し約10年間、顧客企業の新卒・中途採用領域における採用ブランディング、クリエイティブディレクションを経験しました。30代はワインにハマり、40代は日本酒にハマる。さて、50代は何にハマろうか。

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